モンスターカレンダー

« 2018年9月 »
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30

手術決意の最近のブログ記事

自己血輸血って?

| コメント(0) | トラックバック(0)

前回、左の股関節の手術を受けたとき(15年前)には、自己血の貯血なんてことは行われてなく
年齢の若さから出血量の多さの割りに輸血をしてもらえませんでした。

術前から引き続き、術後も食事がほとんど取れない状態が続き(固定術は浸襲が大きいのです)
初めてベッドから体を起こしてトイレに行く途中(術後1週間以上たってたかな?)洗面所で
ちらりと見た自分の顔が真っ青で頬がこけて、まるで幽霊のようだったことを覚えています。

ウエストあたりから足先まで巻かれたギブスも、両の手でつかむと右手と左手が届きそうなくらい
足も痩せこけていました。

輸血によるリスクを避けるため、とはいえ、術後の回復はもともとの体力のなさともあいまって
かなり遅れていたのだと思います。なにしろ自分の体が起こせなくて、ベッドの足元に
くくりつけられたロープを引っ張って起き上がっていました^^;

その点自分の血液なら余計な抗原抗体反応も起こらず、感染症の心配もなし!
私のように不規則抗体陽性であっても、自分の血液なら反応しませんし。
毎週400mlずつ採血しても、鉄剤の内服とエリスロポエチンの注射で赤血球は次週には復活
してるし、ヘモグロビンも一桁まで下がらない限りは貯血しても大丈夫みたいです。

ただし、手術の直前はさすがに控えないといけませんが・・・


個人のホームページ 「ナースのつぶやき」の中で、自己血についてわかりやすく説明してくれています
↓  ↓  ↓
「自己血貯血による手術とは」

とっても参考になりました☆

▲このページの先頭へ

貯血2回目(7/12)

| コメント(0) | トラックバック(0)

今日は手術から数えてほぼ2週間前になります。
貯血とともに全身麻酔の術前検査も受けました。
●胸部X線写真、検尿、心電図、肺機能検査、出血時間、血液検査もろもろ(おそらく感染症チェックも含まれていることでしょう)

前回お茶の飲みすぎでトイレが近くなった経験から、うっかり受診前にトイレを済ませてしまったわたし・・・検尿のためにジュースとコーヒーをまたもやがぶ飲み
尿に糖が出てないことを祈る(アーメン)

外来ナースとともに病棟に。
今度は4人部屋のうちの空床なので、先週の2人部屋に比べると格段に広く感じる。
「200ml2回と400mlを1回、どっちがいい?」
「は?」(なんでそんなこと私に聞くの??)と戸惑いつつも
「400を1回がいいです・・・」

何回も刺せるほど血管があれば分けてくれてもいいけどさ

案の定、今日の貯血は5回刺して取れた血液は200ml・・・採血を担当してくれた3人のナースのどんよりした表情とため息が私の心にチクチク
貯血用の針のゲージが太いことはわかるんだけど、いつになく泣きそうに悲しくなりました
何回も刺される痛さじゃなく、血液が取れないとせっかくの手術が受けられなくなるんじゃ・・・という不安。

知らない人が見るとギョッとしそうな内出血の後だらけだけれど、次男は明るく
「(麻薬中毒のひとと間違えられて)警察に捕まらんっようにな」
と。
ははは?暑すぎて長袖なんか着られないから、あざだらけの腕で堂々と歩いておきます(^^)v


▲このページの先頭へ

貯血1回目(7/5)

| コメント(0) | トラックバック(0)

赤十字の看護学校でいたおかげで、献血は若いときに何度も経験がある。
が!
そのときはいつも、血液センターの敏腕ナースに
「献血に来てくれる気持ちはうれしいんだけど、その割には血管がね?」(←細すぎる!)
でも、さすが日赤の血液センターのスタッフ
ただの一度も失敗された記憶はない

今日もそんな敏腕ナースがいることを期待して一人でやや緊張しながら受診
採決前に貧血がないかチェック
ヘモグロビンの値は教えてもらえなかったけど、OKとのことで病棟へ

2人部屋の手前のベッドは、包交車が入るとドアも開かなくなるような狭さで息苦しかった・・・
清潔操作での採血なので、イソジン・ハイポのあと穴あきシーツをかけられる。
清潔な手袋をはいたナースが採血の担当のよう

途中あれがないこれがないと出たり入ったりする様子が不安を感じさせる
(必要物品そろえてから来てくれないと不安が募る?)

若手のナースが100mlで止まってしまったからと抜針
どうもこの血液は捨てられるらしい・・・
年配のおばさまナースが反対の腕から300mlほど採ってくれた(内側からだったから痛かった?)

初めての貯血ということもあってしばらく横になった後帰る
フェルム(鉄剤)の内服を本日より手術の前日まで続けることになる

お尻に筋肉注射1本(造血のため)
病院というところは痛いことがつきものなところなのよね


▲このページの先頭へ

tama6.gif
初めての受診はドライブ気分だった。
近医の紹介状持参では来たものの、手術にはたぶんたどり着けないと勝手に思い込んでいたし
本人自身が一番のほほんとしていたように思う。切迫感なし。緊張感ゼロ。初めての病院で物見遊山な受診。
近医に「不便だろ、不便だろ」と言われることはあまり好きではなかった。
人から見ると確かに不便。左股関節を固定している上に右も可動域制限でほぼ固定してるような状態。おまけに痛みで歩けない。
でもコレが自分の体だし、健康体から突然なった状態じゃなくて十何年も(もっと?)かけての今の状態。
自分で不便と思うことがもしあっても他人にそういわれることは嬉しいことでも喜ばしいことでもない。
でも冷静になって考えると、医師という専門職の視点で客観的に見ると、手術をしたほうがいいくらいな状態にまでなっている、ということなのだろう・・・

なにより10年、20年先の人生より、今の人生のほうが大切だから、できるものなら人工関節置換の手術を受けて、40代の人生を後ほんの少しだけ自由に生きてみたい。そうずっと考えていたことが根幹。
水中歩行に行っていたプールで知り合った50代後半の人がまだ元気で仕事を続けていると知ったこと、ボランティアで参加したパソコン講座の受講生Hさんが術後1年半で仕事にスポーツに走り回っていることを知ったことが、私の気持ちに加速をかけてこうして紹介状を握って初めての病院に来させている。

紹介状のあて先であるM先生は、診察前に予め撮影した股関節の単純写真と紹介状を交互に見ながら
「う?ん・・・」
可動域を診察したり、左を固定したときの担当医E先生の話をしたりしながらさらりと
「手術はできますよ」
と。
あまりに簡単な答えにちょっと驚きながらもたくさんある聞きたいことが頭をめぐる。
通常65歳で人工関節に置換した場合の寿命は約15年。早い場合は10年。
若く手術すればするほど、運動量との兼ね合いで寿命は短くなり、私の場合は7?8年で再手術が
必要になるだろうとのこと。

7?8年・・・あっという間と考えるか、その間痛みから解放されると考えるか・・・

術後の経過はいろんな病院のホームページでクリティカルパスで見てきたが、ここではどうなのかと
気になってたので
「術後の経過はどうですか?」
と聞くと
「術後ぉ?そりゃぁ、ハッピーハッピーじゃ!」
と頓珍漢ににっこりしながら返事してくれる。はははっ・・・(汗)
要するに術後どれくらいで歩けるかなんて、それぞれなのでわからない。

手術してもらえることが嬉しいのかなんなのか複雑な心境のまま、なんとなくそわそわした気持ちで
帰路に着いた。
予約の患者さんの中で順番が来たら連絡をくれることになる。

さあ、準備だ!
心の準備
入院用品の準備
残していく家のための準備

これからとってもとっても落ち着かない生活が始まる。


▲このページの先頭へ