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2006年9月アーカイブ

昨日は受診後のリハビリでとりあえず荷重3分の2のみ練習した(体重がまた増えていた)
今日は自分で出来る筋トレは全て省略して階段の練習をしてもらう。

「行きはヨイヨイ、帰りはコワイ、よ!覚えてて」
要するに上るときは健側から、降りるときは患側から進めていくということ。
降りるほうは全く問題なし。上がるのは固定した左から上がるのは骨盤がねじれる感じがして上りにくいしバランスも悪い。見た目にも危なっかしいそうだと言われる。
右足から上がることも試してみたけれど、どうしても上がる瞬間に股関節に荷重がかかる。
体を予め右の方向にねじった状態で、杖をT杖に変えて試し、この方法で左から上がることでOKが出た。

普段歩くときも右、左と足を進めてみることにする。角度の問題か左足のほうが短く感じるが・・・
荷重が増えた分腕や肩への負担が減ってずいぶん楽になった。

夕食後いつもの筋トレ+斜め腕立て伏せ+スクワット。
ちょっと廊下でも歩いてみようかな?と10分余り往復してみる・・・・モモが?膝が?笑ってガクガクする?とまらない?(笑)
こんな短距離を歩いただけでモモや膝が笑うとは自分でもあきれる。
今まで歩くときに松葉杖に頼りすぎていてあまり足を使っていなかったことが良くわかった。反省・・・

筋トレくらいでいきなり歩けるようにはならない。
9週間も歩くという動作をしていない足には、もっともっと練習が必要なようである。

この3週間、なぁ?んにも変わりない退屈な日々・・・と思っていたけれど、体の動きや椅子に座る時の感覚が前とは違う!
退屈な日々の連続でも、リハビリや筋トレ、何より1日1日を重ねることにはとっても大きい意味があるのだ!実感・・・


右股関節の単純写真を2方向撮影。いつもどおりジャージを下ろす前に「タオルを貸してください」というと、すばやく取ってきて貸してくれる。
が、なんで????????
撮影の時には下着が丸見えな状態なのにタオルをめくって位置確認。側面撮影時も・・・
いつになっても慣れないわ、この撮影状況(ゲンナリ)

写真の結果は異常なし。松葉杖がはずれて右足を床に強打したことも影響していないようで一安心。
本日より荷重3分の2に昇格することになる。
よ?く話を進めていくと、階段の練習は余り好ましくない、と・・・
「え?・・・階段の練習しないといつまでたっても家に帰れません(泣き言)」
歩行時と違い、階段のように股関節が屈曲した状態で荷重をかけると力が直線ではなく回転したカタチで人工関節に加わる・・・・らしい。その状態は先生の力説によると股関節自体にあまりよくない状態のようだ。(ダメといわれたことがショックで詳細はなんと言われたかあまり覚えていない)
「3?4段程度なら練習していいよ」
「・・・」「!じゃぁ右足に体重が極力かからないようにこの腕と杖を使って上半身で上がります!だったらいいですよね????」私も階段の練習に退院できるかどうかがかかってるので必死だ(汗)。
「う?ん・・・まぁなぁ・・・」返事が重い。が、同じことをもう一度繰り返してなんとか了解を得る。
「ちゃんと鍛えてる?(右腕のプニュプニュを握りながら言う)」
「(ひょえ?)(笑ってごまかす私)」

私が先生の指示をきちんと守りながら努力していることは先生も認めるという。でも、痛みがなくなって開放された気になって走り回る、動き回る、無理を重ねるような生活になるのは困る、とはっきり言われる。

来週から、来月から、という短いスパンで物事を考えている私と違い、先生はこの先何年という長めのスパンで考えている。それはわかるけど・・・要所要所で期待に胸膨らます私を尻目に常に先生は慎重にコトを進めたがる(気がする)。
人生というスパンで考えれば当然のことだと思う。わかります、先生。でも私にもいろいろ都合があるんだよ?(泣)手術する前に11月からの仕事に間に合うでしょうか?って聞いたでしょ?

左股関節を固定していることで片杖ではバランスが悪いだろうということで次の診察まで両松葉杖を継続することになる。
なんだか計画していることがことごとく崩れていってるのは気のせい?
「次の診察には杖2本で来たほうがいいんですか?」
「もちろん」
「じゃ、しっかり筋トレして頑張ります。あと体重も増やさないようにすればいいんですよね」
「その通り!」

チェッ、杖2本かぁ・・・
な?んてコトを甘く見ていたことに気づくのは翌日、この24時間後のことである。

障害年金は1・2級(年金での障害基準で身体障害者手帳の基準とは違う)だけなのですが、厚生年金加入期間中に発症した傷病が元で障害が起こった場合には、3級該当者(年金基準)にも一時金が支給されます。

障害者生活支援センターでこのことを教えてもらったのは1年以上前のこと。退職して自由人になったのもつかの間、入院・手術でばたばたしていて手続きが遅れてしまいました。
今日は社会保険労務士の方が病院まで来てくれていろいろお話を伺いました。

・厚生年金に加入して1年経過した後に発症した傷病であること
・厚生年金加入中に初診日があること
・医学的に言う疾病の程度・障害の程度ではなく、日常生活にいかに支障をきたしているかということが判断基準になること(等級)

準備する書類
・基礎年金番号通知書と年金手帳(配偶者の分も)
・戸籍謄本
・住民票謄本(家族全員)
・前年度分の所得証明書(配偶者)
・預金通帳(予めお金を振り込んでもらう金融機関や郵便局で証明印をもらっておけば必要なし)
・初診日に関する証明書(私の場合2箇所)
・診断書(最終にかかっている病院で)
・病歴、就労状況申立書(自分で記入)

各書類の初診日はあっているかどうか等、素人ではものすごくわかりにくく確認もしにくい書類の数々・・・。初診日に関する証明書の診断名に先天性股関節脱臼が含まれていると認定されない可能性が高いなど、細心の注意を払って準備を進めていかなければならない(汗)
じゃ、頑張ってね?みたいな雰囲気で終わりそうになったので、慌てて先生に申請の手続きをお願いする。各病院(私の場合は3箇所)での書類は自分で手配が必要だが、各書類が集まったあとのことは先生がしてくれる予定。委任状も記入(社会保険事務所で必要とのコト)

私が目指して(?)いるのは3級で、障害厚生年金一時金。年金を受給するほどの障害(1・2級)はないが、厚生年金加入者の場合は3級該当者に2年間分の年金額にあたる金額を一時金として支給してくれる。
もらっていた給与の額に応じてなのでどのくらいの金額になるかは不明・・・(17年間の給与の平均なんて自分じゃわからんし)

一人で運転するのは2回目だ!
同じ車だけど前回より足元にゆとりを感じる・・・ような気がする。


入院中の他院受診は外出届が不要だ。早めに出発して役場へ立ち寄り、介護保険の申請のための用紙を記入する。
介護保険は本来65歳以上の方が給付対象で・・・と、用紙を書き終わった後にとてもいいにくそうに聞いてくるので、15疾病の中に入っていることを自分で説明する。
この段階で聞いてくるなんて要領悪い・・・もし該当してなかったら届出用紙が無駄になるよ^^;
介護保険のことはネットで調べて、役場に準備物までメールして確認済みなんだよ?


まず皮膚科へ受診
手術跡の瘢痕(ケロイド)を診てもらう。ケナコルト(ステロイド)の局注という痛い方法もあるが、痛みの無い方法でお願いする。
リザベンというアレルギー用剤の内服と、局所の圧迫という方法でいくことに。圧迫用のスポンジはただで戴いてくる。ガーゼでくるんでガードルなどではさむようにすればいいみたい。
傷を見せ合いっこして私だけが瘢痕になってたことを話すと、高齢になれば瘢痕にもならないということを教えてくれる。なるほど・・・見せ合いっこした相手は二人とも70代だった。


次は眼科で正常眼圧緑内障の件での検査。
視野検査は異様なほどの集中力を要するしんどい検査だ・・・とりあえず正常。ホッ
脳のCTはやはり必要か?と先生に尋ねると、う?ん・・・と。
数年前に視神経萎縮のあった人で、あとで脳腫瘍による圧迫のための萎縮だったことがわかった人がいたために薦めてくれたらしい。
「やります!うけます!」
即答してきた。
慢性的な頭痛がないなら心配ないけど・・・と言われてもすでに耳に入っていない。


そのまま家に帰り、車を置いて息子と一緒に歩いて病院へ帰る。
健康な人には何てことない200mの道のり。足に障害を抱える身としては山登りしたくらいの体力を必要とする。病院ってところはなんて守られてるんだろ・・・実感

初めてのこと二つ

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傷周辺の痛みは相変わらず・・・
筋トレは控えて、腹筋と背筋だけにしている

今日の夕食からお部屋の3人とも1階の食堂に行くことになった
入院時から食堂で食べたいと伝えていたけれど、慎重になってるのかもっと慣れてからにしてくださいといわれてた
明日から朝食の前にきちんと身支度・洗面を済まさないといけなくなった?^^;

ハローワークへ所要で出かける・・・が、今日は初めて自分で運転していくことに!
自分の車(プジョー)に比べると足元は広いけれど、慣れない姿勢でなんとなく居心地が悪い感じがする・・・
もう少し筋力が十分ついて慣れてくれば大丈夫かな?
運転できたことの安心感とほんのちょっとの不安感、まずは一歩前進ということにしておこう!


夕方ベッドサイドに腰掛けていると傷の辺りがカーッと熱くなってくる・・・触ると確かに熱くなっている
ちょうど傷の上になるけどまぁいいや、とシップを貼る
ナースステーションでちょっと話して、治まらなければ内服(鎮痛消炎剤)することにするが、しばらくすると治まってきたのでそのまま就眠することにする


夜中過ぎに同室の人が眠れないのか床頭台をバタンバタン開け閉めしたり、何かを食べたり、おまけに部屋の中をうろうろしている・・・頼むわ(汗)ほんま
おかげでその後悪夢を見た・・・恐怖映画だわ

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「終わったからねー!」

必要以上に大きな声で意識が現実に引き戻された。
目覚めた先は楽園でも天国でもない。恐ろしいほどの超現実の世界。どちらかというと地獄の方に近いかな・・・
ものすごく憂鬱な瞬間だ。

終わったからといって全てスッキリ!ではない。
終わったのは「手術に関わった先生やスタッフの仕事」であって、私の術後はこれから始まるのだ。

目も開けられないままあちこちからいろんな指示の声がかかり、いろんな手が伸びて私の体にさまざまなものを装着していき、バタバタしたまま病室に到着したらしい雰囲気だ。
夫が呼ばれて手術説明を聞きに行った(ようだ)。子どもたちが無言で恐る恐る私の手を握った(ようだ)。
消え入るような小さな声で
「おかあさん・・・」
手術に搬入されたときの私の顔と余りに違う真っ青で冷たい生気のない顔にどうも恐れをなして声がかけられなかったらしい。
いつの間にか主治医がそばに来ていて
「お母さん頑張ったよ」
と子どもたちに声をかける。
先生?冗談言っちゃいけないよ?頑張ったのは先生方であって、私の頑張りは「今」から始まるんです・・・

はっきりしない意識のまま時間の経過もわからず、おびえた(笑)子どもたちは父に連れて帰られた。
泣きそうな小さな声で「頑張ってな」と。
返事もできずに手だけ握り返した。

息が・・・苦しい・・・
全身麻酔は2回経験がある。術後は深呼吸して、気持ちを落ち着けていればだんだんと楽になっていく(はずだった)
なのに息をしてもしてもしても、まるで気管から肺にかけて真綿を詰め込まれているような苦しさ。
腕を持ち上げたり、首を左右に振るだけでも力を振り絞るようなエネルギーが要る。なんなんだぁ??

貯血が700mlしか無かったことで、日赤の血液を輸血すると言ってた主治医。
出血が多くて約2000mlもあったのに、なんと!輸血なしで自己血を戻しただけだという・・・
術後のぼ?っとした頭でも簡単に計算できた。
2000-700=1300・・・血が1300mlも足りんーっ!!?
前回、左股関節固定の時、若かった(26歳)こともあって輸血せずに手術したことで術後ものすごくしんどかった・・・それでも出血量は3桁に留まっていた。だから今回は日赤の血液でもかまわないからバンバン入れて欲しい旨伝えたあったはずなのに、主治医は親切心で(?)今回も輸血なしで済ませてくれたようだ。

苦しいはずだ。

術直後のヘモグロビンは8台。左手には術中に何度採血したのか血管に沿って数えられないほど針穴が残っている。そのため術直後の採血は、左のソケイ部から若い医師が動脈血を採っていた。
その後一時的にヘモグロビンは7台まで下がったが、普段は13?14くらいある私にとってその値は約半分。貧血恐るべし。私は貧血を甘く見ていた。その後の苦しみを体感するまでは・・・

38度?39度くらいの発熱がずっと続いていた。痛みは硬膜外チューブからの鎮痛剤でコントロールされていたけれど、担当看護師さんにすればこの熱を見過ごすわけにはいかなかったようだ。
ただでさえ全身倦怠感・脱力感に常時包まれている身としては、熱が出てるくらいはさほど大きな問題に感じない。というか、誰にも何もかまってもらいたくない、喋りかけてもらいたくないほどのしんどさ。
1時間ごとに体温と血圧を測定しに来るが、血圧が低すぎて解熱用の座薬が使いづらい状況であったらしい・・・。それでも時々ボルタレン座薬(12.5mg)が使われ、その量の少なさから中途半端に熱が少しだけ下がり、発汗で余計に気分が悪い・・・という私にとっては少々迷惑な結果が招かれる。
私が座薬は要りませんというと、今度はわきの下に氷を持ってきてはさんでいく。看護師さんにすれば発熱という問題点に対して何らかの対応策を講じた、という事実が必要なのだろう。

とにかく出入りが多いのと体の余りの苦しさに、最初の二晩はほとんど眠ることもできないままだった。
体が自由になった今だからこうして振り返られるけど、苦しいだけでなく楽な姿勢をとることもできない拘束感・・・あぁ、死ぬ前はきっとこんな感じに苦しいんだろうな、と。今までの私の生き方に問題があったのかしらとか、わけわかんないことばっかりが頭をめぐってた。そう、考えるなんてことはできない、ただ頭をめぐってた。

「お世話になりました・・・」
気持ちのこもってない義務感だけのこの言葉を何回吐いただろう。吐いた・・・息をするついでに
仕方なく言葉にしたという感じ。
吐いた言葉は相手に伝わる前に病室の空気に紛れて消えていくだけなのに。

手術なんかするんじゃなかった・・・心の中で何度も泣いた。


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立ち上がりのときの骨に響く感じはなくなってきた。が、傷周辺の奥のほうの痛みは相変わらず間欠的にある。鈍い痛みや軽いシビレ。

荷重3分の1に後戻りしたことは精神的にかなりこたえている・・・というか、モチベーション下がりまくりだ(涙)

担当ではないPTさんは朝早くに呼んでくれる。
縮んだ筋肉は、関節が痛んで弱ったことが原因でなっているものは、筋力が回復してこないとなかなか伸びてきてくれないみたい。筋力をつけようと連日トレーニングに励むより、筋肉に疲労がたまらないように休みの日も入れてあげたほうがいいと言われる。

はっはぁ?ん、なるほど・・・気になる下腹を引っ込めようと一日中暇があったら腹筋運動したりしても効果はさほどではないのだな・・・
昨日は一日、足の痛みと気持ちのダレで運動も筋トレもしてないので今日はぼちぼち再開しようかなと思う。

同室のおばあちゃんが新聞読む?と言ってくれる。
今日は休刊日だったのでは・・・と返事すると、それは昨日 今日は火曜日よ、と。
前の病院より更に日中のイベントが少なく、ナースステーションも階下で人の出入りもほとんどない
全く刺激に欠けた環境。ここでずっといると四季も時間の流れも感じないまま年をとっていきそうで怖い?

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昨夜は消灯後から、手術の傷跡の下半分からドレーンの入っていたあたりにかけて痛かった・・・我慢できないような痛みじゃないけど、手術して7週間がくるというのにまだ痛みが時々あるっていうことの不安でなんだか気分がすぐれない。

例によって背中の痛みで夜半過ぎからは眠りも浅く、おまけにトイレに3回も起きた(悲)

踏み込むとモモの真ん中から膝にかけて骨に響く感じもある・・・朝の回診で先生に言うと
「あんまり良くない兆候やな・・・症状のあるときは無理に荷重せずに、一段階前に戻すくらいのつもりでゆっくり進めて」
グワーン・・・
「良くない兆候」という言葉が頭の中で何度もコダマした。

気力が充実してて活気に満ち溢れているときなら、コレくらいの症状は何も気にならない程度のものなんだろうと思う。
たまにはこういう憂鬱で凹み気味の日だってあるさ。

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担当のPTさんが私用で4日間お休みだ。
月・木だけ代わりの人がリハビリをしてくれる。が、可動域訓練だけで筋トレはなし。
傷の痛みと踏み込み時の響く感じが気になって、今日は一日ベッドから
離れることがなかった。
筋トレもほとんどせず、歩いたのはトイレとシャワーとリハビリの往復だけ・・・怠惰な生活だ。
気分も沈みがちだし一日くらいはいいかっ、と思う。一日だけなら、ね。


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朝からおばけ談議

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前の部屋のお兄ちゃんが名指しでやってきた。
「ここで(おばけを)見たってホント?」
「・・・あぁ・・・おばけかどうかはわからないけど、黒い影見たことある」

入院してすぐの頃、夜中にトイレに行って帰り、廊下のずっと先で黒い人影を見た。
左側の部屋(もしくはお風呂か階段)に入りかけてたところを私に気づいて半歩後ろに下がった風で
こちらのほうを見ている(ように見えた。なにしろこちらからは真っ黒の影にしか見えない)
看護師さんかと思い、時間が時間なので(真夜中)「大丈夫?」とか声を掛けてくれるものと思い
私のほうからは何も言わずに視線だけ相手に合わせて待ってたら、黒い影はそのまますっと前進して消えてしまった。
「あら?」とは思ったが、それも一瞬。
背中がぞぞ?っとして、松葉杖をカクカクいわせながら慌ててベッドにもぐりこんだ。
それ以来夜中にトイレに行くときは必ず黒い影が見えた方向を確認してから部屋を出るようにしている。そんな話をシーツ交換で喫煙所に避難しているときに一緒にいた数人に話した覚えはある。

もう一人のおじ様の話によると、昨日退院して空になった部屋の枕灯がついていたらしいがそのまま消灯の時間には消えていた。朝、食事に行くときに見ると又ついていたので、看護師さんに確認したところ昨夜も消した覚えはない、と・・・。おかしいなぁと思いながらも部屋の電気を消してきたらしい。
その話をもとに、お兄さんは昨日昼間のことを思い出した。
ここの廊下は両端の突き当たりの壁がガラス張りになっている。昼間下の駐車場で知人と話していたときに、知人は4階のガラス張りのところに男の人の姿があるという。なのにお兄さんにはその姿が見えない。いる、いない、と言い合ってるうちに、それまで見えなかったお兄さんにパジャマ姿の人影がすっとよぎるのが見えた(らしい)。
空部屋の電灯の話でぞぞ?っとしたお兄さんは誰からか黒い人影の話を聞きつけ、本人(私)に確認に来た、というわけである。

もうこうなると話は錯綜して余計なことまでバンバンとびかってくる。隣の豪邸は昔から幽霊屋敷として有名だし、病院が建っているところは大昔は処刑場だったとか、地名の老門は昔は牢門という漢字だったとか、すっかり夜中のトイレは一人じゃ行けない状況になってきた(大泣)

ま、こういうのも暇な病院生活の余興の一つではある。(のだろう)

純粋に怖がったりびびったりしている若い人たちと違い、病院の風評を気にしている年配のおば様方(正確にはおばあさま方)には、かなり意識のずれを感じ、妙に(変な意味で)感心してしまった。

おわり。


午後、友人のHちゃんがケーキを買ってきてくれました☆
★オゥ ポワブルのケーキ★
夕方見送りに外へ出て行くと、厚い雲のせいもあるのか風が肌寒く感じる。季節の移り変わりはあっという間だ。秋は毎年短く感じる・・・大好きな季節なのに今年はまだ病院です。


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介助で側臥位になることもやっと慣れてきた!
ベッドでためしに自分でやってみても、なんとなくな形でできるようになった。けど、夜寝てるときに無意識に横向きになっては困るのでできるだけベッドでするのはやめようと思う。

いつものメニューのあと、ヘルスメーターで再度荷重2分の1をチェックしてみる。ほぼ25kg前後でうまくいってる?が!立っている姿が足が開きすぎだと言われる。前医でのPTさんにも同じことを言われてできるだけ足を閉じるように意識してきたつもりだったけど、まだだいぶ開いているみたい・・・
鏡の前に立ってみると確かに^^;
意識して閉じてみるとモモの内側に違和感があり、無意識におしりの筋肉に力が入る。

PTさんいわく、おそらく筋肉のバランスが悪いのだろうと。外転筋がかなり弱くてトレーニング中だが、内転筋も緊張して硬くなっているだけで筋力自体は同じように弱っているのだろうと・・・。
そういうわけで、またしてもトレーニングのメニューが増える。座位で足をやや開き気味にし、足が閉じてしまわないように固めの枕を挟んで内向きに力を入れるトレーニング。
「この筋肉を鍛えると、この肉も(←ウチモモの肉を指差して)取れますよ」とPTさん。ははは・・・と私、苦笑。
取りたい脂肪は体中にある。特に下半身。いい機会だから少しでも足が引き締まればいいなぁ?☆


●車に乗ってみる
左足が外転位のため、車の運転席に座れるかどうかはかねてからの懸案事項。
ちょうど家人がプジョーで来院していたので試しに乗ってみることにする。座面を高くする用と、股枕用にバスタオルを沢山持っていく。ハンドルは目いっぱい高くしてシートはやや後ろに引き気味に。
左足が邪魔して(!)ブレーキに右足が届かない!
更にシートをやや引いて左足を曲げると、なんとかかんとかブレーキに届いた・・・病院の駐車場内を試運転してみる。まぁなんとか無難に運転できたが、長時間の運転は厳しいかも・・・(汗)

ベンチシートの車みたいに足元が広い車がいいのかな・・・プジョーはまだまだ乗るつもりだったからなんだかちょっと悲しかった(ガクッ)
近場ならなんとか乗ることができるかな、超安全運転なら。

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今日荷重2分の1の練習をするに当たり体重を測定・・・53.5kg、やっぱり術後増えている(涙)

荷重2分の1というのは結構術足にズシッとくる感じがする。
この3週間余り3分の1荷重できたことで、その感覚に慣れてしまっている。
リハビリ室で何度もヘルスメーターにあがったり降りたりして感覚をつかもうと練習したけれど、なかなか1回では難しい・・・明日からもなんどかチェックしていくことにする。

部屋へ帰ってふと、杖なしで両足で偏らないように立てばこれが半分なんだと気づく。はっはぁ?なるほど。でもやっぱり半分ってこんなに重いんだ・・・
筋力はトレーニングでなんとか増やしていくことはできるけど、荷重をかけていかないことには骨自体が弱ってしまう。恐る恐るでも2分の1を意識してかけていけばそのうち慣れていくのかな?
シャワーのときに、傷ではなく関節の辺りがチクチクしてちょっとドキドキした。


同室の患者さんが、ケアマネさんに来てもらって介護保険の申請を始めた。
退院後の生活はまだ想像しにくいところだけれど、屈んでお風呂やトイレの掃除とか、床の雑巾がけなんかはとてもできそうにない。家事援助を頼むか頼まないかは別にして、今後の住宅改修や日常生活用具のこともあるので申請だけは済ませておいてもよさそうに思う。


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初めての側臥位☆

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昨日の受診の延長で、今日のリハビリで側臥位での外転運動が始まる。
PTさん手作りの股枕で、リハビリ室のベッドでゆっくり・・・なれた!!!
あ?何ヶ月ぶり(?)かの横向きだぁ♪
術後しばらくは傷の消毒のために先生の介助つきで側臥位にはなってたけど、枕を挟んでの側臥位は
今日が初めて!

が、中殿筋のこのか弱さ・・・
斜め後ろに持ち上げる感じで、といわれるけど、自分で最大限の力を入れてもどうも足はビクとも動かない(汗)まだまだ訓練が必要だわ

でもって、この側臥位の訓練に私もPTさんも必死で、荷重2分の1の練習をするのを忘れていた!
ははは(汗)明日は忘れないように言わねば?


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朝食後すぐ入院中の病院を出発!受診先の病院での滞在は9時過ぎから12時前まで・・・
外出先がたとえ病院でも気晴らしにはなるのだぁ☆


●3週間の節目の受診日
術足の荷重を進めるための節目受診です。右股関節2方向のX線写真を撮影。
傷がちょうど真下になる角度での撮影で「痛いです?」と泣き言を言いながらの撮影で、技師さんも苦笑気味(汗)
待合室の椅子は普段座っているベッドよりかなり低い・・・が試してみると案外すんなり座れる。

いつものように「おぅ」と右手を挙げながら「どう?」と。
移植した部分も異常なし、骨頭の印をつけたところも前回の位置と変わりなく動いた様子もなし。手術したところに関しては異常なしなので、術足の荷重も2分の1にアップすることに!

入院先のPTさんから聞くように言われていた階段の練習に関しては「まだ」と。
普通は健足のほうから上がるのだが、私の場合は固定していることで左から上がることが難しいので無理に今から練習することはない。ただ年齢的にまだ体が柔軟なので、少しの段差などは器用に上がることができるのでそれは無理しない程度にかまわない、と。

車の運転OK(座面を高くして必要以上に股関節が屈曲しないように注意)
プールOK(胸まで水につかると浮力で足にかかる体重は2分のになる)
要するに荷重2分の1さえ守ればなんでもしていいよ?といういつも通りの指示。


受診がお昼までかかったので、帰り道のCAFEでランチ☆
その後、開業する脳外科の先生との約束があるのでハローワークへ行く。入り口のタタキ(?)は四角いタイルを敷き詰めたもので、雨のこんな日は松葉杖が面白いように(汗)ツルツルすべる。
おかげで1?2回、右足に全荷重×1.3倍くらいの重みがかかったよ^^;

そしてかねてより念願の美容室でカットとカラーリングをしてもらい、夕食に間に合う時間に病院へ帰る。
家へ帰ってもいいのだけれど、結局階段が上がれないことには家での生活は無理。もう少し筋トレに励んで右足がしっかり自分のものになってからのほうが無難なんだろうなぁ・・・
家だと筋トレサボりそうだし。


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によると
ROM(関節可動域)
右股関節 屈曲45度、外転25度、外旋10度

MMT(徒手筋力テスト)
大腿四頭筋・・・4?
中殿筋・・・・・・・3+

だそうです。
術前に障害の等級変更のためにしてもらったMMTでは2とか書かれてたからそれに比べればずいぶん進歩したものだ(感心)


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筋力維持・増強や良肢位保持、体重のコントロール・・・
手術を終えても常に心がけていかなければならないことたちだ!

ただ、その方法をわかっていることだけではダメで、常に気持ちを保ちながら
努力していく必要がある・・・はっきり言って自信なし(シュン↓)

回診の時の簡単な徒手筋力テストで「普通の人の6割あるかないかくらいの筋力」といわれ
当然のことだけど道のりの長さを改めて実感する・・・まぁ、術前は限りなくゼロに近い筋力だった
から私としてはかなりな前進だと喜ぶべきなんだけどね。

そんなときにあればいいもの
・ポジティブな同病の仲間
・適切な参考書(私の場合は医療従事者用の手術前後のマニュアル本)
・ネットで見つけたさまざまな“ためになる”サイト
・悩みやちょっとしたことを相談できるひと

何事にもいえることだけど、一人で悶々と、フツフツと、コツコツと、やってても
孤独の沼に落ち込んでいくだけ。
街で歩いていると、こんな病気を持った人間は世の中で私一人なんじゃないかしら?なんて
錯覚に陥ってしまうけれど、病院に入院すれば周りは同病者ばかりだし、コミュニティサイトに
参加すれば同じような病気の人たちと小さな悩みも共有できる。

いろんな所に出かけていくことや、いろんな人と出会えることは、病気の悩みを解決するため
だけでなく、人生を豊かにしてくれるさまざまなものを得られる(ように感じます)

変形性股関節症の会 のぞみ会
変形性股関節症の人が、この病気について正しい知識を得たい、また同じ病気の仲間と情報を交換し、支えあい励ましあっていきたいと呼びかけ創設された患者会です。
(現在は全国で12支部)
機関紙の発行・講演会や講習会の開催・専門医による医療相談などさまざまな活動を行っています。

人工股関節ってどんなものですか
ジョンソン&ジョンソンが専門医の監修で作ったサイト
人工関節の理解から手術、リハビリ、日常生活での注意まで簡潔にまとめられています

基礎知識 人工股関節ガイド主に手術にまつわるさまざまなこと、人工股関節の種類や手術手技などについて
きれいにまとまられています。


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ドライシャンプー

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当たり前のように毎日お風呂に入っていたものにとって、術後しばらく入浴できない期間は
苦痛以外の何者でもありません(涙)

体は清拭である程度の清潔は保たれるものの髪はなかなかそういうわけには・・・

術後初めて入浴するまでの2週間はこのドライシャンプーでなんとかしのぎました。
これはミストタイプですが、ほかにムースタイプもあるらしいです。

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シャンプーするほどの爽快感はないものの、アルコール(35%)で拭くような露骨な薬品くささもなく
清拭と一緒に毎日使ってました。
シャワー(介助要)になってからも、毎日というわけにはいかなかったのでシャワーできない日には
やはりこれで・・・多少は気分が違ったかな?と思います。


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