モンスターカレンダー

« 2008年1月 »
12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2008年1月アーカイブ

股関節疾患と脊椎疾患の合併例は複雑な臨床症状を呈することがありMacnabらがHip-Spine syndromeと称して報告しました。

股関節が悪い人で腰痛に悩まされている人は多いのではないでしょうか?
かくゆうわたしもそのひとり
一方の股関節を固定してるせいももちろんありますが、股関節が痛み始める前から歩き方は悪く、足の症状よりも前に腰の症状(腰痛や坐骨神経痛)が出てきて、結果最終的には腰椎の手術も受けることになりました。

19歳頃に坐骨神経痛で神経根ブロックを数回受けたことがあるのですが、その頃の主治医は股関節になにも症状がないこともあってか、「スポーツの影響かな?」と言っていました。
小学生のときはバレーボールとソフトボール、中学の頃はバスケットボールをしていましたが、高校以降は激しい運動はほとんどしていませんでした。

今となれば因果関係は「どちらが卵でどちらが鶏か」的な答えの探しようもないことですが^^;

【参考】

Hip-Spine syndrome

Simple:股関節,脊椎の両方に変形性変化を認めるが病態の主因はいずれか一方
Secondary:股関節,脊椎の病態が互いに影響しあっているもの
Complex:股関節,脊椎の両方に変形性変化を認め、その両方が病態に関与するもの

臼蓋形成不全
  ↓
股関節前方被覆率が低い
  ↓
股関節荷重負荷増加
  ↓
骨盤を前傾させて被覆率を高める
  ↓
股関節荷重負荷減少
腰椎前彎増強
  ↓
腰痛症となる

人工股関節置換術後1年と半、経過しました

手術を受ける直接のきっかけとなったHさんに初めて会ったのは今から1年と8ヶ月前
その頃のHさんがまさに術後1年半でした!

あの出会いがなければ今のわたしは・・・どうだったんだろ?
きっと仕事もできず(痛みと歩行困難のため)家でフツフツとした日々?
考えるだけでぞっとする・・・

Hさんに出会い、M先生に出会い、まわりの皆さんの支えがあり、今の自由なわたしがいます
感謝!感謝!


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


毎月恒例、土曜日の主治医訪問です
今回は珍しく、大した不調もなく
「お正月どうだった?」
の問いに、ネガティブな返答をせずにすみました(笑)

3ヶ月ぶりに右股関節2方向のX線写真撮影

セメントレスの人工関節は、術後荷重をかけることがものすごく慎重にゆっくり行われることで、精神的にはきつかった・・・
でもステムに施された特殊加工(ハイドロキシアパタイトとかいろいろいってました)にどんどん自骨が侵食していく形で隙間なく合体し、人工物と自骨の安定が保たれるらしいです
ステムに刻み込まれている印がずれていないことも確認
切り取った骨頭から作った臼蓋形成部分もだいぶ白くなってきていて心配ない、と

思わず
「よかったぁ?」
と笑顔のわたし。M先生も「心配するな」とぽんと肩をたたいてくれる

ほんとうれしい

主治医の一言でわたしの気持ちはすすんでいく

普段ネガティブなわたしだけど、影響されやすいことが幸いすることもアル


よし!と自分に気合を入れて、残す課題は「ウエイトコントロール」だけだ!
・・・心に思ったとたんちょっとくじけ始めたのは気のせい?か?

寒くて腰の調子もいまひとつなので、もう少し暖かくなるまでは筋トレをがんばることにしよう!
あいかわらず自分に甘いわ^^;

▲このページの先頭へ

「日常生活で心がけること」
股関節に負担をかけないようにしながら、股関節の周りの筋肉を鍛える

◇◇◇日常生活のポイント◇◇◇

◎太らないこと(体重のコントロール)
◎長い距離を歩かない,走らない
◎重いものを持って歩かない
◎運動は、自転車や水泳など関節に負担の少ないものを
◎日常生活の工夫(杖の使用、椅子や風呂、トイレの工夫など)

■栄養管理
 ・バランスの良い食事を心がける
 ・多量のアルコール、カフェイン摂取は控える

■体重管理について
体重が1kg増えれば、股関節への負担は3?5kg増えます
股関節への負担を減らすためにも肥満には気をつけましょう
適正な体重は症状や骨の状態で個人差がありますので主治医と相談しましょう

BMI=体重(kg)÷身長(m)の二乗   標準は22


■生活様式の工夫

股関節に負担をかけないような生活を工夫しましょう

・トイレは和式⇒洋式へ
和式トイレの場合は便座の上に置いて洋式と同じような姿勢が取れる簡単な椅子が介護用品店やホームセンターで市販されています

・睡眠
布団よりもベッドのほうが、立ち上がり時の股関節への負担を減らすことができます

・入浴
シャワーチェアーなど高めの椅子が負担軽減に効果的です
浴槽内に椅子を置くことで座りやすくなる場合もあります
転倒防止のため手すりや滑り止めなどの利用も効果的です
※身体障害者の手帳をお持ちの方は、日常生活用具として申請するとシャワーチェアー購入の補助を受けられることもあります。お住まいの福祉課で確認してみてください。

・タタミの部屋
和室にも椅子を置いておくと便利です

・家事
柄の長い掃除機やモップなど、できるだけ立った姿勢でできる工夫をしましょう
買い物はカートを利用しましょう
キッチンにも背の高めの椅子をひとつ置いておくと座ったまま作業できたり休憩するときに役立ちます

・屋内での注意
滑りやすい玄関マットやじゅうたんなどは滑り止めを使いましょう
コード類は歩く場所に出てこないように固定するなど工夫しましょう
廊下、階段、玄関先など手すりを設置しておくと安心です
段差ができるだけ少なくなるような設計にしておくとよいですね

・日常生活用具
リーチャー、シャワーチェアー、ソックスエイドなど、可動域制限からくる行動制限に役立つものがいろいろあります
積極的に取り入れて日常生活での負担を減らすようにしましょう

・屋外生活
庭仕事(草抜き)などは、股関節が曲がりすぎないよう両膝をついての姿勢や椅子に腰掛けてが負担が減少します
庭仕事用の膝あて(プラスチックのプロテクター)なども市販されています

脚長差がある場合の靴:これも日常生活用具として医師の診断の元作成してもらえば、補助が受けられます
再製作までの期間には制限があって、1年半くらい(市町村に確認)たてば新しいものを作成してもらえます

人工股関節の耐久性向上 金沢工大の新谷教授 衝撃吸収力2倍に

従来より耐久性に優れた人工股関節を開発した新谷教授=白山市の金沢工大八束穂キャンパス
 金沢工大の新谷一博教授(機械工学)は二十三日までに、衝撃の吸収力が高まり、耐久性に優れた人工股(こ)関節を開発した。高齢化の進展で関節症を患う患者が増加、人工股関節の需要が高まっており、新谷教授は「新たな人工股関節の製品化にめどがついた。臨床実験を早くクリアし、特に変形性股関節症で苦しむ患者の手助けをしたい」と話している。
 変形性股関節症は先天的障害として日本人に多くの患者がいるとされ、老齢化が進むと、大腿骨と骨盤をつなぐ関節部分に強い痛みが生じる。治療法としては障害がある関節部分を取り除き、人工股関節に入れ替える手術が有効とされている。

 人工股関節は大腿骨の役割を担う「ステム」と、骨盤でステムを受け止め、軟骨代替材として衝撃を吸収する「ライナ」と呼ばれる部品でできている。新谷教授によると、ライナと結合するステムの先端「骨頭」に最も力が加わり、骨頭の素材にセラミックスの一種「アルミナ」が使われている場合、歩行に耐えられず、破損することがあるという。

 新谷教授は、ライナの構造に着目した結果、超高分子ポリエチレンの単一素材であるライナの内部に粉末状の層を作ることで、現在使われている人工股関節に比べ、衝撃の吸収力を二倍に向上させることに成功した。

 研究成果は今月八日に都内で開かれた日本臨床バイオメカニクス学会定例発表会で報告した。同発表会の出席者からは「これまでの欠点をうまく改善させた画期的な人工股関節だ」との声が聞かれたという。

るん♪るん♪

| コメント(0) | トラックバック(0)

嬉しいんです!

普通(のようにきれいにではないけれど)に歩けること!

移動に伴う痛みのせいで何の動作をするにも苦痛を感じる、なんてことのないこと!

ちょっとだけ小走りしてみたりできること!

1日に何回も階段を上がったり降りたりできること!


健康な人には「なにが?」的ななんでもない普通のことが
苦痛を伴わずにできることの喜び・・・

あぁ・・・わたしはほんとにしあわせだぁ

この関節に寿命があろうとなかろうと
とにかく今のわたしはしあわせなのです