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2008年2月18日アーカイブ

(注:とりとめもなく自分の気持ちをつづっているだけで固定術に関する専門的な記事ではありませんのでご了承ください)

左の股関節固定術を受けて16年と数ヶ月

右の人工股関節置換術を受けて1年と7ヶ月弱

股関節さんの病気とは、よちよちし始めてからだから40年あまり


健康な股関節でいたことは、この43年のうちではほとんど無いといっていいのかな?
あえて言うなら小学・中学・高校・専門学校時代、無理をしたら違和感を感じることはあっても
スポーツしたり、遠足で山登りしたり、マラソンしたり、さまざまな訓練を受けたり・・・そういう
普通なことがなんとなくできていたような気がするから、10代の頃までかな?

就職してから急激に症状が発症して、急激に悪化。
26歳で既に末期といわれて受けた「股関節固定術」
術後自分がどういう状態になるのかもよくわからないまま、泣きながら入院させられて、泣きながら手術を受けて、泣きながら術後の苦しみに耐えて、泣きながら退院後の生活に苦しみました・・・

股関節というのは体の中で一番大きな関節です。
その関節が動かない(骨移植によって骨盤と大腿骨が一体化している)ということは、日常生活のどの場面においても不自由を感じないことはありません。
肩関節、ひじ、膝関節、あちこちに痛みが出ることもしばしば。腰痛に至っては一年中付き合っていくことになりました。

股関節が動かなくなる、ということをシュミレーションできないまま迎えた退院後の生活。
リハビリもしないまま、半分固まりかけた左の膝関節。
できないこと、できにくいこと、の多さ。
気持ちと体のアンバランスにまたまた泣く!

いいこともありました。
まず、痛みからの解放。

術前は、鎮痛剤なしには外出も仕事も家事も何もできなかった日々でしたが、術後は、手術していない右股関節まで痛みが取れて、ストレスのひとつはなくなりました。

健常者と全く一緒というわけにはいきませんが、仕事がまたできるようになりました。

子どもと外に出かけることができるようになりました。

足の痛みのせいで、長男は幼少期ほとんど外で遊んであげることができませんでした。


股関節を固定するという特殊な状況で一番辛かったこと、それは、「相談する相手がいない」ということ。
周りを見渡して(当時インターネットで遠く離れた人とお知り合いになるという時代ではありませんでした)股関節を固定した経験のあり人はただひとり。60台の顔見知りの女性の患者さん。しかも糖尿病のせいで術後の経過が思わしくなく、常に両松葉杖での歩行。年代の違いもあり相談することは難しかったです。

人工関節の手術をきっかけにブログも一緒に立ち上げ、日記とともに術後の経過やその時々の状況をきちんと記録していくことにしました。
人間の記憶なんてあいまいです。
既に股関節固定術を受けた頃の記憶も薄れてしまっています。

毎日何人かの方が私のブログを訪れてくれます。
メールをくれた方も何人かいらっしゃいました。
その中にKさんはいました。
股関節固定術から人工関節に入れ替えた方!
年令も近く、奇跡的に同じ手術の経験!

あ?・・・
神さまも捨てたものじゃないよ?

私に貴重な出会いをありがとうございます。

この広い世の中に私と同じ経験をし、私と同じ苦しみを味わった方が存在することを知っただけでも急に自分が幸せものに感じてしまいます(笑)

同じ病気
同じ経験
気持ちの共感
この心強さはなんでしょう!

私の数歩前を歩いてくれているKさんの存在は、人工の手術の後固定したほうの関節を重荷に感じている自分に希望を持たせてくれました。

仲間がいるってすばらしい☆うれしい☆
Kさんのあとを追うべく、自分を律して、来るべき「固定解除記念日」に向けてモチベーションあげていくぞ♪なんて、頑張れそうな気がする^^

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