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2015年7月アーカイブ

負けん気の強さの要不要 頚椎MRIの結果

人工股関節置換術を受けて、8年と11ヶ月と30日。要するに約9年です。

4年ぶりに両腕の脱力感が起こり、主治医の指示で頚椎のMRIを撮影。その画像をみてもらうために受診してきました。

MRIは前職の勤務先の先生にお願いしました。

この4年間ずっと頚椎のヘルニアということで、ビタミン剤を服用し続けてきましたが、椎間板に大きな異常はなく、左股関節を固定していることにより他の色々な関節(頚椎含む)に負担がかかっており、頚椎椎体に骨棘ができているそうです。その骨棘により脊髄が圧迫、刺激されることで様々な症状が出ていると。

とりあえずは一安心しました。頚椎の状態によれば、今後予定している股関節の手術に必要な全身麻酔に赤上異郷が及ぶ可能性もあるので、さきに頚椎に手術を、みたいなことを言われていたので、少々ビビッてしまっていました。

不思議なくらい整形外科的な病気のオンパレード。つまり、幼少期の先天性股関節脱臼がなければ、全くの健康体だったかもしれないわけで。単なる憶測ではありますが。

現在の服薬のままでしばらくは経過観察。

あとは「負けん気が強そうだから、あれもコレも自分ひとりでやってやる!と意地を張らずに、生活全般無理をしないように」

「・・・」

確かに負けん気は強いかもしれませんが、ある意味それを武器にこの歳まで頑張ってきた、みたいなところもあるのです。それに、主治医の前ではあくまでおとなしく、従順に、余計なことも言わず、ほわっと感をかもし出していたはず(笑)どうしてばれたのでしょう。

仕事をする上ではある程度必要なことですよねというと、確かに組織としては良いことだけれど個人としては良いことばかりではない、と。たしかにそうかと思います。

負けん気で無理して頑張ってもそれは単なる自己満足であって、組織からすると、もしかしたら大して無理もせずほどほどにやってて病気しない人のほうが重宝するかもしれません。負けん気からの頑張りなんて評価されるとも限らず。

そういう性格ゆえに、仕事をやめたのは正解だとも言われました。

痛くても、つらくても、不自由さゆえにやりづらいことでも、「できません」とは言えない性格。

主治医は何でもお見通し、ということです。

人工関節置換術後にいつから車の運転ができるか?術後、退院後の通院や日常生活での利便性を考えると、大変重要な課題だと思われます。術側が右か左かによっても、状況は大きく変わりそうですね。

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「人工股関節置換(THA)」の手術を受けた人がどれくらいの期間で車を運転できるのか。

 最近の手法では、従来の推奨となっている6?8週間の期間が大幅に短縮して、2週間程度で可能となり得るようだ。

 米国のニュージャージー州にあるロスマン研究所の研究グループが、2015年米国整形外科学会(3月24日〜28日)で報告。同学会が紹介している。

手術やリハビリの進歩

 人工股関節置換は、太ももの太い骨である大腿骨の付け根が骨折したときに、金属やプラスチックなどで作られた人工的な関節で置き換えるものだ。

 研究グループによると、米国では毎年30万人以上が、人工股関節置換手術を受けている。従来の勧告では、車の運転に戻ることができる時期については、手術から6週間〜8週間経ってからと勧告されている。

 研究グループはこの期間を短縮して、手術後2週間程度で車の運転に戻ることができると仮定。ブレーキ反応速度の成績によって、術前と術後の運転能力を比較して早期復帰の可能性を検証した。

6週間から2週間へ

 38人について、術前と術後2、4、6週目の時点でブレーキ反応速度を比較した。手術後2週間目で、24人は運転できると思うと答えたが、5人は確信が持てず、4人はまだできないと感じていた。

 実際にテストしてみると33人は、2週間で術前の反応速度に戻るか手術前より向上していた。残りの人も4週間目には術前の反応速度に戻った。

 研究グループは、2週間程度で運動能力は回復していると見る。人工関節の技術は向上しており、より確実な回復が実現するかもしれない。

「人工股関節置換(THA)」の手術を受けた人がどれくらいの期間で車を運転できるのか。

 最近の手法では、従来の推奨となっている6?8週間の期間が大幅に短縮して、2週間程度で可能となり得るようだ。

 米国のニュージャージー州にあるロスマン研究所の研究グループが、2015年米国整形外科学会(3月24日〜28日)で報告。同学会が紹介している。

手術やリハビリの進歩

 人工股関節置換は、太ももの太い骨である大腿骨の付け根が骨折したときに、金属やプラスチックなどで作られた人工的な関節で置き換えるものだ。

 研究グループによると、米国では毎年30万人以上が、人工股関節置換手術を受けている。従来の勧告では、車の運転に戻ることができる時期については、手術から6週間〜8週間経ってからと勧告されている。

 研究グループはこの期間を短縮して、手術後2週間程度で車の運転に戻ることができると仮定。ブレーキ反応速度の成績によって、術前と術後の運転能力を比較して早期復帰の可能性を検証した。

6週間から2週間へ

 38人について、術前と術後2、4、6週目の時点でブレーキ反応速度を比較した。手術後2週間目で、24人は運転できると思うと答えたが、5人は確信が持てず、4人はまだできないと感じていた。

 実際にテストしてみると33人は、2週間で術前の反応速度に戻るか手術前より向上していた。残りの人も4週間目には術前の反応速度に戻った。

 研究グループは、2週間程度で運動能力は回復していると見る。人工関節の技術は向上しており、より確実な回復が実現するかもしれない。

人工股関節手術を受ける側ではなく、術者に手間はかかりますが、効果があるのであればぜひともお願いしたいものですね。

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実地臨床における深刻な課題となっている人工股関節置換術(THA)後の静脈血栓塞栓症(VTE)の発生予防に,手術中・直後の徒手的下腿マッサージと足関節他動運動の実践が著明な効果を示す成績が報告された。済生会横浜市東部病院運動器センター整形外科副部長の船山敦氏が,第40回日本外科系連合学会学術集会(6月18?19日,会長=日本医科大学消化器外科教授・内田英二氏)のワークショップ「整形外科領域における静脈血栓塞栓症の診断と治療」で明らかにしたもので,同施設では同手法の導入により,THA後VTEを1.0%未満に減少させることに成功している。

簡便で医療費もかからず

 同施設では2005年以来,THA全施行例に対し手術翌日に造影CTを行い,VTEの早期診断に努めている。また,VTE予防対策としては,2006年までの179例(前期群)については術後の弾性ストッキングと間欠的空気圧迫法(IPC法)を使用し,2007?10年の506例(中期群)では術中から患肢は弾性包帯着用,健側をIPC法とし,最小切開手技によるTHAを行うようにしたことで,VTE陽性率は前期の36.9%から中期には15.6%へと半減を実現した。

 手技の改善による手術時間の短縮(前期平均140分→中期平均104分)の他,弾性ストッキングやIPC法による手術管理が血流うっ滞や血管内皮損傷を防ぎ,成績向上に寄与したと考えられた。

 さらに同施設では "VTE陽性率ゼロ" を目指して,2011年から新たなVTE予防対策を導入した。手術中に30分間隔で50回,手術直後には「6秒施行/4秒休息」を5セットの徒手的下腿マッサージ(intermittent calf massage;ICaM法)と足関節他動運動(intermittent passive ankle motion;IPAM法)を行う方法だという

その結果,ICaM法・IPAM法導入から2014年8月までの307例(後期群)のVTE陽性率は3例(0.98%)と,前・中期の成績に比べて劇的な改善が認められた。手術中・直後の下腿マッサージや足関節運動を行うことで,?術中の静脈血流量が増え?うっ滞減少・血管内皮損傷を防ぎ?下腿静脈・ヒラメ筋内静脈の血栓形成を抑制する--と考えられるとした。

人工股関節に置換術後、一番心配だったのは、脱臼です。術前、股関節の可動域制限もありあまり運動もできずに居たため筋力はかなり低下していたと思います。

となると、はやり肢位によって人工関節が脱臼するのでは?という不安はいつまでたってもぬぐいきれず、長い間抱えたままだったように思います。しかし、いつのまにかそのような不安もなくなり、何でだろうと考えてみても、普通の生活を普通に送っていくことによる自信、以外の何者でもなかったような気がします。

よほど極端な姿勢や、転倒などがなければ、脱臼の不安に取り付かれて恐る恐る生活することはないのかもしれません。そういう意味で不安を軽減させてくれる記事発見。

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変形性股関節症などの人工関節置換術後、日常生活の厳しい制限が脱臼にあまり関係なかった:システマティックレビューにより検証(2015年6月28日MEDLEYより)


変形性股関節症などの治療に、人工股関節全置換術(THA)という手術があります。歩く能力を回復させるための手術ですが、術後は脱臼の危険性を考慮し、日常生活において非常に厳しい制限を設けることがあります。今回の研究では、THA後のそのような制限に脱臼防止の効果があるか検証した結果、運動制限を厳しくしなかった場合でも脱臼の発生率が上がるという結果は見られませんでした。

◆6つの研究を統合してTHA後の脱臼と日常生活の制限の関係を検証

今回の研究は、文献検索でヒットした119件の論文から、さまざまな選択基準を加味して抽出された6つの論文を、以下の方法で調査しました。

ランダム化比較試験と対照群のあるケースシリーズの論文で、英語、オランダ語、ドイツ語のものを選択した。

一次治療としての人工股関節全置換術で、術後の制限と警戒プロトコルによって管理されたものについて述べられている文献を選択した。

主な評価項目は、人工股関節全置換術後の脱臼率とし、二次的な評価項目として、患者の機能評価、日常生活の再開や患者満足度を採用した。

人工股関節全置換術後の脱臼に関する6つの論文から、制限の厳しさと脱臼率、日常生活に戻るまでの期間の関係を検証しました。

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◆脱臼率に大きな差はなく、むしろ大まかな制限の方が日常生活に早く戻れた

調査の結果、以下のことを報告しました。

[...]計1122件の手術(制限群:n=528、制限をしない群:n=594)に関する記述があった。

制限群では8件の脱臼(1.5%)、制限をしない群では6件の脱臼(1.0%)が認められた。

非制限群では、日常生活により早く戻れ、回復のペースにより満足であった。

制限を厳しくしてもしなくても、脱臼の件数に大きな差は認められませんでした。また、大まかな制限の方が日常生活に早く戻れるという結果でした。

筆者らは、「より大まかにライフスタイルを制限し警戒するプロトコルでも、人工股関節全置換術後の脱臼率を悪化させることはなく、日常生活により早く、より良く活動性が回復され、患者の満足もより高い」と結論付けています。

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THA術後は日常生活の方式に敏感になってしまうのかもしれません。しかし、あまり厳しくその方式を制限しても、脱臼率に良い影響は少ないということが示唆されました。

?

MEDLEY 2015年7月15日 より

人工股関節全置換術(THA)は、股関節の骨折や変形性股関節症を対象に行われる手術で、術後にはバランス機能の向上を目的にリハビリが行われることがあります。今回の調査では、THAの術前に在宅で太極拳と筋力トレーニングを組み合わせて行うと、通常のケアと比較して、術後のバランス機能や持久力がより向上したことを報告しました。

◆トレーニング群と通常のケア群にランダムに分類

今回の研究は、末期の変形性股関節症患者81名を対象に、以下の方法で実施しました。

対象は、トレーニング群(TG)と対照群(CG)の2群にランダムに振り分けられた。

TGでは、12週間、家族監視下で太極拳と筋力トレーニングの組み合わせを行うこととした。

評価は、TGとCGについて、WOMACスコア、6分間歩行、立ち上がりテスト、歩行テスト、関節可動域を一元配置分散分析で比較した。

トレーニング群は太極拳と筋力トレーニングの組み合わせを12週間行い、通常のケア群と比較して身体機能がどのように変化するか検証しました。

なお、通常のケア群では、術後のトレーニングについてはトレーニング群と同様のことを行いました。

?

◆トレーニング群ではバランス機能、持久力がより向上した

調査の結果、以下のことを報告しました。

介入開始時では2群間の特徴に有意な差は認められなかった(p>0.05)。

トレーニング後、TG群では6分間歩行距離が409.59±51.31?mから478.10±52.46?m?(P<0.01)、Time?for?up?and?go?testでは18.53±3.90秒から14.61±2.60秒(P<0.01)、WOMACの自己報告式機能スコアでは40.97±5.65から36.28±5.11?(P<0.01)と有意に改善した。

しかしながら、WOMACの痛みスコアや股関節の可動性については有意な変化は認められなかった。

術前に太極拳と筋力トレーニングを組み合わせて行った群では、バランス機能、持久力がより向上したという結果でした。一方で、痛みに対する効果は認められませんでした。

また、これらのトレーニングは遵守されやすかったとも報告されています。

?

手術の前からたくさん運動を行うことで、術後の効果をより向上させることができるかもしれません。今後、より効果的な運動の組み合わせが検証されることに期待します。

※人工股関節全置換術(THA)は、股関節の骨折や変形性股関節症を対象に行われる手術で、術後にはバランス機能の向上を目的にリハビリが行われることがあります。今回の調査では、THAの術前に在宅で太極拳と筋力トレーニングを組み合わせて行うと、通常のケアと比較して、術後のバランス機能や持久力がより向上したことを報告しました。

◆トレーニング群と通常のケア群にランダムに分類

今回の研究は、末期の変形性股関節症患者81名を対象に、以下の方法で実施しました。

対象は、トレーニング群(TG)と対照群(CG)の2群にランダムに振り分けられた。

TGでは、12週間、家族監視下で太極拳と筋力トレーニングの組み合わせを行うこととした。

評価は、TGとCGについて、WOMACスコア、6分間歩行、立ち上がりテスト、歩行テスト、関節可動域を一元配置分散分析で比較した。

トレーニング群は太極拳と筋力トレーニングの組み合わせを12週間行い、通常のケア群と比較して身体機能がどのように変化するか検証しました。

なお、通常のケア群では、術後のトレーニングについてはトレーニング群と同様のことを行いました。

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◆トレーニング群ではバランス機能、持久力がより向上した

調査の結果、以下のことを報告しました。

介入開始時では2群間の特徴に有意な差は認められなかった(p>0.05)。

トレーニング後、TG群では6分間歩行距離が409.59±51.31?mから478.10±52.46?m?(P<0.01)、Time?for?up?and?go?testでは18.53±3.90秒から14.61±2.60秒(P<0.01)、WOMACの自己報告式機能スコアでは40.97±5.65から36.28±5.11?(P<0.01)と有意に改善した。

しかしながら、WOMACの痛みスコアや股関節の可動性については有意な変化は認められなかった。

術前に太極拳と筋力トレーニングを組み合わせて行った群では、バランス機能、持久力がより向上したという結果でした。一方で、痛みに対する効果は認められませんでした。

また、これらのトレーニングは遵守されやすかったとも報告されています。

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手術の前からたくさん運動を行うことで、術後の効果をより向上させることができるかもしれません。今後、より効果的な運動の組み合わせが検証されることに期待します。

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筋トレが術後のリハビリに良い影響があることはたしかにわかりますね。ただ、術前の痛みや可動域制限のある関節で太極拳ができるかどうか(笑)

私の場合は全くの無理でした。今も股関節を固定している状態では、かなり無理がありそう。

ただ、筋トレだけは関節が動かなくてもできる方法で少しずつでも頑張らねば、とは思っています。