『幸せは日々の暮らしの中にある』第7号

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    こころのビタミン♪
         【 ポジティブセラピー 】
                     2006/05/2 第7号
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ゴールデンウィークもいよいよ終盤!
旅行や帰省で皆さんそれぞれに楽しまれたことでしょうね
昨日はこどもの日
わが家では特別なイベントはなにもありません
柏餅や粽を買ってきて食べることはあっても
五月人形も飾られないままここ数年は納戸の奥のまま
でも人形は飾らなくても子どもの成長は
日々の生活の中でじっくり味わっています
きょうのポジティブセラピーは
「私的な子どもネタ」です
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『幸せは日々の暮らしの中にある』
最近の私が幸せを感じること
「長男が最近自転車で元気に学校に通っている」こと
・・・・?
そんなの普通でしょ?
そうですよね^^;
でもわが家の場合は違います
彼の場合、つい数週間前までは自家用車で学校の
門前まで送って貰うことが必要だったし
1年前までは学校にも行けず
中学校の3年間の殆どを自宅で過ごしてきました
心身症による不登校
病院のカルテには過敏性腸症候群・心身症
と書かれていました
身体に現れている現象は「過敏性腸症候群」だけれど
その原因を鑑みると「心身症」であるということみたいです
心身症とは?
長くなるので興味のある方はこちらをどうぞ
↓  ↓  ↓
http://yurayura.candypop.jp/positive/2006/05/post_7.html
「学校には行って当たり前」という概念を打ち崩し
「学校に行かない」選択もあるということを
家族が受け入れられるまでにはかなりの時間を要しました。
顔を見ると喧嘩の毎日
心身症専門の小児科医
スクールカウンセラー
年齢の近い家庭教師
母親である私のカウンセリング・・・
いろんな人達の手を借りました
彼が一番居心地が良かったのは
同じ様な境遇(不登校)の子どもや社会人を
集めたフリースクールだったようです。
学校に行かないことを責められずにそのまま
受け止めてもらえる人たちの集まりだったからでしょう
そして私はさまざまな人とのかかわりの中で
いろんな「学び」を得ていきました。
幸せとは、「幸せな状況を作ること」ではなく
まず今の状況を受け入れること。
そのためには自分や相手のこともそのまま
受け入れてあげなければなりません。
学校に行けない彼
行こうと頑張ると身体の症状がそれを阻んで
行きたくても行けない苦しい状況・・・
そんな彼を理解し、学校に行けないことを認めてあげると
不思議とがんじがらめだった自分の心もほぐれて
楽になっていったのを覚えています。
今では彼が不登校だったという事実は
その道のりの中で築き上げたものの自信から
恥ずべきことなんかではなく
堂々と人に話せる話題になっています。
何かを失うまで、自分が幸せな状況でいることに
気づき難いのが現実です
彼が学校に行かないことを選択した数年間は
彼自身の成長にとっても
私達親子の成長にも
はかりきれないものをもたらしてくれました
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