減感作療法

減感作療法は抗原特異的免疫療法とも呼ばれ、花粉の抽出液を、最初は濃度を薄くしたものを注射して、その後少しずつ濃度を上げたものを注射し、花粉抗原に対する防御する免疫を獲得させる方法です。
実際の方法は花粉症の季節の3ヶ月以上前からはじめ。2年以上続けることが必要です。注射の間隔ははじめの3ヶ月間が1週間に1回、次の2ヶ月間が2週間に1回、その後は1ヶ月に1回の注射となります。
この方法により鼻の粘膜にあるアレルギーの細胞が減少することが報告されています。
平成7年に行われた当時の厚生省の研究成果を見ると、スギ花粉症に対する減感作療法で軽症、無症状におさまった患者さんが80%以上おり、その高い効果が確認されました。2年以上続けた後にやめた場合でも、役70%の患者さんで効果が持続することもアンケート調査などで示されています。
減感作療法を行っている医療施設
〜慈恵医科大学花粉症のページより〜
※参考
新しい免疫療法として
�他の物質を結合させた修飾抗原による「免疫療法」
�注射ではない「新しい抗原の導入方法(特に舌下)」
�Tリンパ球のみが反応するペルチドによる「ペルチド免疫療法」
�最近のDNAと抗原がくっついた「DNAワクチン療法」
�アレルギー反応中の物質をブロックする「抗体療法」

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