特異的免疫療法(抗原特異的減感作療法)

■特異的免疫療法(抗原特異的減感作療法)
薬物療法では得られない長期寛解を得る可能性のある唯一の治療法である。
稀ながら、重篤な全身的副作用(アナフィラキシー)のみられることがあり、数年の持続的通院が必要なことなどが、普及を阻んでいる。
≪特徴≫
�長期寛解や治癒が期待できる
�効果発現が遅い
�長期の定期的注射が必要である
�稀ながら、重篤な副作用(全身性アナフィラキシー反応)を起こす
�抗原の検索が必須である
≪WHO見解書での免疫療法の特徴≫
�アレルギー性鼻炎の治療として単独あるいは他の治療法とあわせて行なう
�アレルギー性結膜炎、アレルギー性喘息にも効果がある
�アレルギーのトレーニングを受けた医師が行なう
�治療にアレルゲン混合物は使用すべきではなく、標準化アレルゲンワクチンを使用する
�アレルゲン量を漸増しながら維持量に注意する
�最適な維持量は注射ごとに5〜20μgの主要アレルゲンを含む
�アナフィラキシーのリスクがあり、万一の場合適切な対応が必要である
�最適な継続期間は不明だが、一般的には3〜5年と言われている

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