薬事日報 2008.2.20 より
花粉症で、どんな薬を服用しているかが「分からない」患者が、米国では4人に1人であるのに対し、日本では半数以上に上ることが、健康日本21推進フォーラムが行ったインターネット調査で分かった。米国では、長期に花粉症に悩まされている患者が多く調査対象になっていたこともあるが、「薬好きの日本人」の薬への認識は低い結果だった。
調査は、花粉症歴のある日米20~69歳の男女800人を対象に行われた。内訳は、日本が500人(男250人、女250人)、」米国300人(男150人、女150人)。
花粉症歴は、日本では「5~10年未満」が16.0%、「10~15年未満」が13.8%、「20~30年未満」が11.8%、「15~20年未満」が10.6%で、分散傾向が強かった。それに対し米国では、「30~40年未満」が25.3%で4人に1人を占め、花粉症歴の長い人が多かった。なお、日米ともに、「覚えていない」も約25%程度存在していた。
花粉症対策としては、日本は「マスクをする」が46.0%で最も多く、「手を洗う」が39.6%、「点鼻薬、スプレー薬を使う」が36.8%の順だった。一方、米国では「薬局で買った市販薬を飲む」が64.3%で最も多かった。また米国で、「市販薬・医師処方の薬を飲む」は79.7%にのぼるが、日本では38.0%にとどまった。
「市販薬・医師処方の薬を飲む」人で、服用した薬が抗ヒスタミン薬かどうかについて質問(複数回答)したところでは、日本では「分からない」との回答が51.1%と半数を超えた。「抗ヒスタミン薬」との回答は40.5%で、「抗ヒスタミン薬以外の薬」も16.8%あった。
米国では、「分からない」との回答は24.3%で、67.4%が「抗ヒスタミン薬」と回答している。米国では日本に比べ、患者本人が服用した薬の種類をよく知っているという結果だった。
実際、抗ヒスタミン薬の知識について質問したところ、日本では副作用に関して、「どれも知らない」が3人に1人の33.4%に上っていた。副作用のうち「眠くなる」は半数以上の57.6%が知っていたが、「集中力や判断力が低下する」(30.6%)や、「車を運転してはいけない抗ヒスタミン薬がある」(27.8%)は、認識率が低かった。
それに対し米国では、「眠くなる」が70.0%、「集中力や判断力が低下する」が39.7%、「車を運転してはいけない抗ヒスタミン薬がある」が26.0%など、ほとんどの項目で日本よりも副作用認知率が高く、「どれも知らない」と回答したのは22.0%だった。
また、抗ヒスタミン薬を服用後に集中力や判断力が低下する「インペアード・パフォーマンス」については、日本では「知っていた」人が5.6%とわずかであったのに対し、米国では76.0%にのぼり、「常識」になっていることがうかがえた。
「眠くなる薬の方が、よく効くと思うか」という質問では、日本は「分からない」が37.4%と4割近くいるものの、「思わない」が49.6%で、「思う」の13.0%を上回った。一方米国では、「思わない」が63.7%と6割を超えており、「思う」という回答は1割以下(9.3%)にとどまっている。
また、「服用後に副作用がない抗ヒスタミン薬があると思うか」という質問をしたところ、「あると思う」は米国が46.0%、日本が27.2%で、やはり日本での認識が低い結果だった。実際に、「副作用のない抗ヒスタミン薬を服用したいと思うか」に関しては、「思う」との回答が日本(80.6%)、米国(92.0%)ともに大半を占めた。
副作用がない抗ヒスタミン薬へのニーズはかなり高い一方で、既にそのような薬があることについてはあまり知られていない現状が明らかになった。
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花粉「量・期間とも多く長く」
2008.2.20 CBニュースより
今春の花粉総飛散量は昨春に比べて、西日本でほぼ平年並みに落ち着くものの、東日本では1.5~3倍に増えると予測されることが、環境省の調査で分かった。西日本でも、ここ数年間では、大飛散となった2005年春に次ぐ飛散量を予測。例年、概ね2月半ばごろから3月にかけて花粉飛散のシーズンに入っていることから、環境省は「花粉情報に留意して、できる限り花粉を浴びないようにすることが必要」と呼び掛けている。
花粉症について、環境省は04年度からNPO花粉情報協会に委託して花粉飛散予測の調査研究を実施しており、今春の花粉総飛散量などの予測をまとめた。
今春のスギとヒノキの花粉総飛散量は、昨春に比較すると、西日本ではほぼ昨年並みになると予測。しかし、東日本では1.5~3倍に増えるとみている。特に、埼玉県(さいたま市)では昨年の実測値856(単位は個/平方センチ)の約3.3倍に当たる2,836、同様に山梨県(甲府市)でも1,404の約3.2倍となる4,498と、いずれも昨年の3倍を超える飛散量を見込んでいる。
また、東日本では、山梨県のほかに茨城県水戸市で8,285(昨年4,473)、栃木県宇都宮市で6,649(同3,624)、群馬県前橋市で6,706(同3,875)などと、シーズンを通じた総数が3,000個/平方センチを超える地域が多くなっている。西日本でも香川県(高松市)と中国地方を除けば、2,000個/平方センチ超と予測。大飛散となった05年春を除くと、全国的に総飛散量の平均は1,000~2,000個/平方センチ程度で、環境省は「西日本で例年並みとはいっても、ここ数年間では05年春に次ぐ飛散量になる」と予想している。
さらに、スギ花粉に関しては、関東地方を例に取ると、昨年は4月末ごろに飛散が終息したものの、今年は飛散量が多くなることから、それに伴って飛散している期間も長くなるとみている。
これらの調査結果に基づき、環境省は「今年は飛散量・飛散期間ともに多く長くなると考えられる。外出に当たっては花粉情報に留意し、花粉症グッズを着用するなど出来る限り花粉を浴びないようにすることが必要」と話している。
花粉症の薬 副作用に注意
花粉症の薬 副作用に注意 眠気、だるさ 受験でも影響
2008年2月15日 中日新聞より
スギ花粉の舞う季節になった。花粉症対策に抗ヒスタミン薬を飲む人も多いだろう。服用で眠くなりやすく、眠くならなくても集中力や判断力が落ちる「インペアード・パフォーマンス(気づきにくい能力ダウン)」が起こることもあり、注意が必要だ。
「眠くなってもいいように、夜休む前に飲む」と千葉県柏市の会社員男性(53)は言う。都内の会社員女性(39)も「薬局で眠くならない薬を選んで、子どもに飲ませている」と話すように、花粉症薬が引き起こす眠気やだるさはやっかいだ。
昨年受験を経験した全国の十二-二十歳の花粉症の男女三百人を対象に、民間機関「健康日本21推進フォーラム」が実施したアンケートでは、受験日に花粉症の薬を服用した八十九人の37%が服用後に、眠気や集中力の低下などにより本番の受験で影響を受けたと回答した。全体の66%が眠くはなくても集中力や判断力、学習能力の低下を感じたことがあると答えた。
こうした症状は「インペアード・パフォーマンス」と呼ばれる。「即効薬としてよく使われている抗ヒスタミン薬が、脳内に移行するために起こる」と東北大大学院の谷内一彦教授(機能薬理学)は説明する。
同薬は、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」という化学伝達物質が働かないよう、鼻粘膜にあるヒスタミンの受容体と結合して、その働きを止める。
一方、ヒスタミンは脳内にもともと存在し、学習・記憶能力や覚醒(かくせい)レベルを促進させたり、ストレスを緩和させたりする重要な働きをしている。同薬の一部が脳に移行し、脳内のヒスタミンの働きまで止めるとこうした副作用が起こる。
「抗ヒスタミン薬一錠で、ウイスキーのシングル三杯分を飲んだのと同程度の集中力・判断力の低下が生じうる。脳に移行しにくい『非鎮静性』の抗ヒスタミン薬も最近、出てきているが、市販薬には少ない」と谷内教授は言う。
さらに副作用について医師の説明不足や患者の理解不足があるようだ。日本赤十字社和歌山医療センター(和歌山市)の榎本雅夫・耳鼻咽喉(いんこう)科部長らの調査(二〇〇七年)では、アレルギー性鼻炎で通院経験のある患者千人と医師四百十五人に調査したところ、服用後の作業効率の低下や学習への支障を患者に説明した医師は五-六割で、説明を受けたと答えた患者は15%程度だった。
「眠くなる薬が効く薬だと誤解している人が、まだ多いのではないか」とアクティ大阪耳鼻咽喉科医院(大阪市)の大橋淑宏医師は指摘する。
≪医師に相談≫
多くの市販薬があるが、谷内教授は「多少手間がかかっても、医師にかかって、適切な薬かどうか相談した方がいい」とアドバイスする。
花粉症と車の運転
2008年2月 healthクリックより
■ドライバーを悩ます、くしゃみ、鼻水の季節
花粉症の症状によって、車の運転に影響が出たことはないだろうか。
実はこんなアンケート結果がある。
花粉症の症状があるドライバーに対して行った健康日本21推進フォーラム「ドライバーと『花粉症』に関する調査」(2007年1月)によれば、花粉症によるくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどによって、車の運転に影響があると回答した人が8割以上にのぼるというのだ。広い視野で、さまざまなものに注意する必要がある車の運転にとって、集中力が切れてしまうこうした症状は大敵だろう。
そして、今年もこの季節がやってきた。
昨年は少なかった花粉の飛散だが、今年は場所によっては過去の平均飛散量を上回るといわれている。しかも、短期間に多くの花粉が飛散し、重い症状が出る期間が長くなるとの予想もあることから、専門医の指導のもと、しっかりと対策を行い、この時期を乗り切ろう。
■花粉症の薬の問題点とは?
花粉症対策の柱となるのは、やはり薬の服用だ。しかし、花粉症の薬には以前からひとつ大きな問題点が指摘されている。先ほど紹介したアンケートでは、花粉症の薬の服用によって7割以上の人が眠気を感じるなど、生活に支障を与えるほど影響が大きいというのだ。
花粉症の薬として主に使われている抗ヒスタミン薬のなかには大きく分けて、鎮静性抗ヒスタミン薬と非鎮静性抗ヒスタミン薬という2種類がある。このうち鎮静性のものは、鼻の粘膜でくしゃみ、鼻水、鼻づまりを引き起こす原因のひとつ、「ヒスタミン」をブロックすることで、花粉症の症状を抑えると同時に、脳内で作用しているヒスタミンもブロックしてしまうのだ。脳内のヒスタミンがブロックされてしまうと、鎮静作用が働き、眠気が起こってしまうという。
また、それだけではない。
抗ヒスタミン薬には、服用した本人が眠いと感じるような「自覚できる副作用」だけでなく、「本人が自覚しない判断力や集中力の低下」が起こるものもあるという。これをインペアード・パフォーマンスという。花粉症の薬を飲んだ後、「眠気はないのに、今日はいつもより作業がはかどらなかった」と感じた経験のある人は、このインペアード・パフォーマンスによるものと考えていいだろう。
◎車の運転とインペアード・パフォーマンス
花粉症の薬を処方される際、医師や薬剤師から「車の運転は控えるように」と言われたことはないだろうか。これは、抗ヒスタミン薬の注意書きに、「自動車の運転や機械操作」に「従事させないよう十分注意する」、もしくは「注意させること」と書かれている薬があるからだ。実際に抗ヒスタミン薬のなかには、集中力・判断力の低下を起こすものがあるといわれている。そのため、アメリカでは、鎮静性抗ヒスタミン薬を服用して運転すると、処罰の対象となる州もあるほどだ。車の運転をしたり、受験を控えているといった場合、集中力を切らさないためにも、事前に医師に相談することが大切だ。
■インペアード・パフォーマンスが起こりにくい花粉症の薬
本人も気づかぬところで集中力・判断力の低下が起こるとなると、花粉症のシーズンの車の運転を不安に思う方もいるだろう。しかし、最近の非鎮静性抗ヒスタミン薬のなかには、眠気やインペアード・パフォーマンスが起こりにくいものもある。
鼻の粘膜では、鼻みずや鼻づまりといった症状を引き起こすヒスタミンはブロックしても、脳内のヒスタミンはブロックしないという新しいタイプの薬が登場し、これまで懸念されていた眠気やインペアード・パフォーマンスを大幅に減らし、症状を緩和することができるようになったのだ。
花粉症によるくしゃみ、鼻みず、鼻づまりに悩みながらも、眠くなったり、集中力や判断力が低下することに不安を感じていた方も、こうした薬の登場で、この季節を以前と比べて快適に、安全に過ごすことができるようになっているのだ。花粉症がつらいから薬を飲みたい、でも車は運転したい、しなければならないという方は、まず医師に相談してみてほしい。
花粉シーズンのスキンケア対策
いよいよ到来! 花粉シーズンのスキンケア対策
[ 02月12日 11時31分 ] エキサイト より
この時期感じる肌トラブルの原因とは?毎年やってくる嫌~な季節、花粉のシーズンが今年もやって来た。今年の花粉飛散量は、「昨年の1.5~3倍」と、花粉症にかかっている人にとっては、昨年以上に厳しい時期になりそうな気配である。
ところで、この花粉の季節は、花粉症にかかっていないにも関わらず、肌にかゆみを感じる人が多くなるそう。というのも、これから春を迎える今のシーズンは、肌トラブルを起こす要因が日常に多くひそんでいるからだとか。
【外的要因】
■気温の上昇
気温が上昇することで、皮脂分泌が高まり、細菌の動きも活発になるため、ニキビや吹き出物ができやすくなる。また、寒暖の差が激しくなるため、自律神経が不安定になり、体調も安定せず、肌の抵抗力が弱まり過敏になる。
■花粉・ホコリの飛散
乾いた空気と一緒に運ばれてくる花粉とホコリが、皮脂分泌量が増えた肌に付着し、肌が汚れやすくなる。外的刺激が増えてくると、花粉アレルギーでない人も、敏感になる場合も。
■強くなる紫外線
これから徐々に強くなりはじめ、5月にピークを迎える紫外線。冬の間は太陽光線をあびる機会が少なく、紫外線も弱まっているため、メラニン色素が少なくなり、肌の抵抗力が弱まりがち。急激に強い紫外線に当たることで、角質層のバリア機能が弱まり、水分が逃げやすくなり、肌荒れ・乾燥の原因になる。
【内的要因】
■環境の変化によるストレス
3月から4月の春先は、入学・就職・転勤などの環境の変化から、精神的なストレスを感じやすいとき。自律神経の乱れから、ニキビや肌荒れが起こりやすく、過敏になった肌はトラブルを招きやすい。ストレスを感じてから約2ヵ月後に、肌の症状が現れるとか。
ズバリ、寒さがゆるんで暖かくなりはじめる今の季節は、お肌にとっては厳しいシーズンの始まりでもあるのだ。では、このような要因から肌を守り、肌トラブルを防ぐためには、どのようなスキンケアをすればよいのか?
1、肌を清潔に保つ
きちんとメイクを落とす、外から帰ったら手を洗う…など、肌についた汚れをきちんと落とす。
2、保湿ケアを丁寧に
汚れを落とし、水分を拭き取ったら、そのまま放置しないで、すぐに保湿ケアを行う。
3、低刺激・高保湿のシンプルケアを心がける
肌が敏感になっているときは、低刺激の商品でも量を重ねることが刺激になる場合も。今まで使っていたスキンケア製品が合わなくなる場合もあるので、その時は、より低刺激で高保湿力のスキンケア1本に絞ってケアする。
基本的なことだが、丁寧に「汚れを落とし、保湿ケアをする」ことで、角質層の保水力を高まり、水分を維持する機能が正常に働き、結果、外的刺激に負けない健康な素肌を保つことができるのだ。
これまでの花粉対策に加える、肌の花粉症対策&春のスキンケア対策として、毎日のスキンケアを見直してみるのも、良いきっかけかもしれない。まずは、手洗いとメイク落としから始めてみよう。
花粉症対策 アツギのストッキング
花粉症対策 アツギのストッキング
アツギ
FujiSankei Business i. 2008/2/8 より
花粉症は、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)を含む花粉が体内に入り作られる抗体と、肥満細胞の結合によりはじまる。
アレルゲンを非アレルゲン物質に変換(不活化)する働きのある「スターフルーツ葉成分」を、ストッキングの生地に付着させた。
1足入り「抗花粉ストッキング」(399円)は、コンパクトな包装形態のため持ち運びに便利。3足組「ウルトラスルー アレルクリア」(1050円)、4足組「フルサポーティ アレルクリア」(1050円)も用意
花粉症対策 「シジュウム茶」
花粉症対策 「シジュウム茶」
2008.2.8 05:06 産経ニュースより
花粉症対策 の「シジュウム茶」 原料は、熱帯地方に自生する樹木のシジュウムの葉。この葉にはポリフェノール成分が豊富に含まれている。その葉を1枚1枚手で収穫し、自然乾燥させて滅菌処理し、ティーパックに詰めたのが「シジュウム茶」。花粉症、アトピー性皮膚炎、ぜんそくなどのアレルギー疾患に効果が期待される。南米などでは古くから万病の薬として利用されている。
※花粉症・アレルギー症状緩和に「シジュウム茶」※
洗濯物はたいても 落ちる花粉2割…干すなら室内
(2008年2月4日 読売新聞より)
花粉の飛散が始まる季節。外に干した洗濯物をはたいてから部屋に入れる人も多いが、花粉対策としての効果は期待できないことが、民間調査機関「P&G清潔生活研究所」(兵庫)の調査でわかった。同研究所では、昨年12月、20~40歳代の女性1030人を対象にインターネットで調査を実施した。
自分が花粉症だと回答したのは490人。花粉対策を質問したところ、「洗濯物を取り込む際に十分はたいてから部屋に入れる」とした人が88%に上った。同研究所では、洗濯物をはたくことが、花粉対策に有効かどうかを調べる実験を行った。
洗濯後のぬれた綿布にスギ花粉を付着させ、室温20度、湿度40%の環境下で乾かし、手で軽く払う程度の振動を加えたが、82%の花粉が残留していた。乾いた布に花粉を付着させた場合は、同様の振動で花粉は15%しか残らなかった。
同研究所では、洗濯物をはたいても、花粉対策の効果は期待できないとしている。
花粉症に詳しい耳鼻咽喉(いんこう)科山西クリニック(東京)院長の山西敏朗さんは、「花粉症がある場合、洗濯物は室内に干したほうがいい。晴れた日は、花粉の飛散量が多いので、外に干すのは控えるべきだ」と話している。
山西さんによると、このほかの対策は次の通り。〈1〉花粉情報に注意する〈2〉花粉の飛散が多いときは外出を控え、窓や戸を閉める〈3〉外出時にはマスクなどを着用する〈4〉帰宅時、衣服や髪をよく払う、洗眼、洗顔、うがいをし、鼻をかむ〈5〉掃除はこまめに、ぞうきんがけもする〈6〉規則正しいバランスの良い食生活〈7〉酒、たばこなどは極力控える〈8〉ストレスをためない〈9〉十分に睡眠を取る。NPO花粉情報協会(千葉)によると、今年の花粉の飛散量は昨年と比べて2倍程度に増えると予測されるという。
「べにふうき」 茶葉に抗アレルギー作用
2008.2.3 産経ニュースより
★べにふうきの抗アレルギー作用★
メチル化カテキンを豊富に含む「べにふうき」の茶葉 本格的な花粉の飛散シーズンを前に、40年ほど前に誕生した国産茶葉「べにふうき」が注目を集めている。最近の研究で、この茶に多く含まれる「メチル化カテキン」に、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を緩和する抗アレルギー作用があることが判明。ペットボトル飲料やキャンデーなど、食品メーカーによる商品開発も活発になってきた。
「べにふうき」は昭和40年、鹿児島県枕崎市にある旧農水省茶業試験場で、アッサム系の雑種とダージリン系の茶葉を交配させ、国産紅茶の新品種として誕生した。だが、46年の紅茶輸入の自由化が打撃となり、市場に普及することなく幻の品種として忘れ去られていた。
この「べにふうき」茶葉が、アレルギー緩和作用のある「メチル化カテキン」を豊富に含んでいることを発見したのは、独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構・野菜茶業研究所」の研究チームだ。
★べにふうき茶葉とは★
◇
アレルギーは免疫システムの過剰反応によって生じる。花粉やダニなどアレルギーを引き起こす抗原(アレルゲン)と、これを排除しようと体内で作り出された抗体が反応するさい、細胞からヒスタミンなどの炎症物質が大量に放出され、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状が引き起こされる。
研究チームの山本万里チーム長らは、メチル化カテキンがヒスタミンの放出などを抑制することで、アレルギー反応を緩和するはたらきがあることを突き止めた。また一般的なカテキンに比べ、体内への吸収率が6倍も高く、血液中にとどまっている時間も長いことが確認されたという。
スギ花粉症患者27人を対象にした試験では、1日2杯の「べにふうき」茶を4カ月間飲んだグループは、普通の緑茶を飲んだグループに比べ、くしゃみやはなをかむ回数、目のかゆみなどの症状が改善するデータが得られたという。
山本さんは「薬剤のように副作用を気にせず、毎日気軽に摂取できる身近な食品で症状を緩和させることができればメリットは大きい」と話している。
◇
★べにふうき関連商品とは★
アレルギー緩和作用が期待されるメチル化カテキンの機能には、民間企業や大学も注目。産官学の研究によって、メチル化カテキンは主要品種のなかでは「べにふうき」茶に特に多く含まれ、その含有量が収穫時期や製造法などで変化することも判明。さらに紅茶を製造する発酵過程で、メチル化カテキンが失われるため、緑茶飲料に適していることもわかった。
抗アレルギー食品としての期待は高く、すでに発売された「べにふうき」茶のペットボトル飲料のほか、ヨーグルトなどの商品開発も進められている。栽培に取り組む農家も増え、作付面積は鹿児島県を中心に全国で約100ヘクタールに広がっている。
山本さんは「今後は飲食品だけでなく、消費者に広く利用してもらえるよう、べにふうきの機能や特徴を生かした関連製品の開発を進めていきたい」と話している。
★抗アレルギー作用で花粉症に期待されるべにふうき★
花粉症とポリフェノール
2008年01月22日 DIAMOND onlineより
花粉症は、体内に入り込んだ異物から体を防御しようとする「免疫」のバランスが乱れることで起きる。花粉に対して免疫が過剰反応を示すと、免疫細胞は花粉のアレルゲンに対抗する抗体を作り出す。この抗体は刺激物質をたくさん抱えた「肥満細胞」に取り付き、アレルゲンを捉えては刺激物質の「ヒスタミン」などを放出させる。こうして現われるアレルギー反応が、クシャミや鼻水、鼻づまり、目の痒みとなるわけだ。
これらの症状を緩和させるためには、免疫のバランスを整えて、花粉への過剰な反応を抑える対策を講じなければならない。ヨーグルトなどに含まれる「乳酸菌」の腸内免疫調整効果は広く知られているが、もうひとつ注目したい成分が「ポリフェノール」だ。
ポリフェノールは、植物が光合成を行うときにできる色素や苦味の成分で、ほとんどの植物に含まれている。カテキン、イソフラボンなど、その種類は5000種以上にも及び、人間の体の中に入ると、抗酸化物質として有効に働くことが明らかになっている。そしてある種のポリフェノールには、鼻水や目の痒みなどの原因となる、ヒスタミンの生成を抑える効果があることが分かっている。
キッコーマンは、トマトの果皮に多く含まれるポリフェノール“ナリンゲニンカルコン”に高い抗アレルギー活性があり、花粉症の症状を緩和する効果があることを発表している。
ただし、このポリフェノールは、一般に食べられているトマトにはほとんど含まれず、ケチャップやジュースなど加工用の品種に多い成分だという。そこでナリンゲニンカルコンを手軽に摂れるサプリメントも現在発売されている。