乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取で花粉症軽減

2014.12.12 日刊工業新聞より

乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取で花粉症軽減-ヤクルト、スギ花粉症患者で効果確認

ヤクルト本社は、乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がスギ花粉症患者の症状悪化を抑制する効果を確認した。乳酸菌「ラクトバチルス プランタルムYIT0132」による発酵果汁をスギ花粉飛散時期の2―4月に花粉症自覚者の成人42人に8週間、継続して飲んでもらい、非飲用者と比較した。
 飲んだグループは飲まないグループに比べ、目や鼻、皮膚などのかゆみ症状の軽減効果が確認された。炎症の指標となる血中の好酸球数でも、増加を抑える効果が見られた。研究成果は今後の乳酸菌飲料の開発などに生かす。
 プランタルムYITは、乳酸菌飲料であるヤクルトのシロタ株やビフィズス菌とは違う種類。プランタルムを選んだのは、オレンジなどかんきつ類の果汁に対して発酵性が良いためとしている。

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