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花粉症に朗報

チューリヒ大学病院の研究グループは11月11日、花粉症をより効果的に予防できる注射を開発したと、医学専門誌「PNAS」上で発表した。注射は3回打つだけで、現在処方されている数年かかる治療法より早く効果がみられるという。
チューリヒ大学皮膚科のトマス・キュンディク教授を中心とした研究グループの発表によると、花粉症に対する予防薬は、免疫機能の中心にあるリンパ腺に注射するため、抗体が早く形成されるという。現在広まっている過敏性を治す予防注射は、皮膚に施している。
迅速で効果的
 研究では、約160人の花粉症患者をランダムに2つのグループに分け、1つのグループには8週間にわたって3本の注射をリンパ腺に施した。もう1つのグループには3年間にわたり、54回の予防薬を注射した。
 リンパ腺に注射したグループはすでに1回目の注射で効果が現れ、花粉に対する敏感さがほかのグループより10倍低くなり、3年後の花粉シーズンになっても、アレルギーの症状が目に見えて改善した。一方、従来の過敏治療では効果が測定できるまで1年かかった。3年後にはしかし、従来の治療法でも新しい治療法と同等の効果が達成できたという。
 いずれにせよ、3年間かかる治療では失敗例が多く見られた。長期治療グループの約半分の患者は、1回目の治療にも顔を見せず、残りの患者も6割しか治療を最後まで受け続けなかったという。一方、リンパ腺注射グループは誰一人として治療を中断した患者はいなかった。
 新しい治療法は、安全で副作用も少なくこれまでの治療法より患者の不調の訴えも少なかった。しかも、リンパ腺は肌のすぐ下にあり注射の痛みもほとんどないという。スイスでは、花粉症で悩む人が人口の35%、約140万人いるとみられている。

インターバランスL-92/アレルケア

~健康美容EXPO(2007.11.06)より~
カルピス / 新発売のインターバランスL-92/アレルケアを拡販
 カルピス(株)(本社東京都渋谷区、石渡總平社長)は、体の中のバランスを整える“L-92乳酸菌 (ラクトバチルス・アシドフィルス L-92 株)”を活用した「インターバランスL-92 /アレルケア」シリーズに新タイプをラインナップ。購入ターゲット層を明確にし、いっそうの拡販を図る。ドラッグストア、スーパーを中心に販売する。
 同シリーズに新たに加わったのは、ペットボトルでは280mlと1ℓタイプ。そして、濃縮タイプの270mlボトル。また、60粒入りボトルは、パッケージ、容器をリニューアルした。280mlペットボトルタイプは、ターゲット層の20~30代女性でも飲みきれることを意識し、1ℓタイプは継続飲用としてラインナップした。濃縮タイプは、パッケージに「体の中から強い子に!」を明記し、こども向けであることを訴求。60粒入りボトルは、プラスチックボトルを採用し、家庭やオフィスでの使い勝手を視野に入れ、そういった層への訴求を図る。
 同製品に含有される“L-92乳酸菌”は、同社の健康・機能性食品開発研究所により、数々のエビデンスが公開されている。2003年度の日本農芸化学学会では、動物マウスによる試験で同成分によるアレルギー症状誘発物質抑制作用やヒト試験による花粉症患者の眼の症状の有意な改善などが発表されている。最近では、今年9月の日本臨床腸内微生物学会でプラセボ対照二重盲検試験(ヒト試験)でのアトピー性皮膚炎患者の症状緩和の確認が報告(図参照)されている。
 同社の“L-92乳酸菌”含有製品は、これまで花粉症訴求のシーズンもの商品として店舗に陳列されることが多かったが、新シリーズではアレルギーに関するエビデンスも豊富となってきたことから、アレルギー対応の通年での飲用製品としての認知向上も期待される。税込みの希望小売価格は、ペットボトルの280mlが158円、1ℓが368円。濃縮タイプ(270ml)が420円。60粒ボトルが2100円。

来春(2008)の花粉、「飛散は例年より多く」

来春の花粉、「飛散は例年より多く」
来年の春は、花粉症の人にとって悩ましい春になりそうです。
東京都は、来年春のスギ花粉の飛散を予測するために、青梅市などで枝についた花芽の量を調査しました。
花芽の量に最も影響するのは7月の日照時間や気温ということですが、今年は8月が猛暑だったことから多くなっているということです。
来年春の花粉の飛散は例年よりも多くなり、比較的少なかった今年の1.5倍から2倍近くになる見込みです。
調査結果を踏まえ、東京都は来年1月中に予測を発表します。また、都民の3.5人に1人が花粉症という現状を受け、2月から5000人限定で48時間後までの花粉予報を無料でメール配信するサービスを始める予定です。(08日20:33) TBS news