術後6日目(7/31)

先週の明日は手術でした
苦しみながらも6日目を迎えることができた・・・
深夜0時ころと朝方4時ころ、原因不明にまたしても大汗をかいて気分が悪い。
一度目は家政婦さんに着替えさせてrもらうが二度目はうちわで扇いで何とか乾燥しないか
試みる。(当然ムリ)
2?3歳児が昼寝のときに汗かくように髪から滴り落ちてくる汗。
寝巻きの首元も当然ビチョビチョ。
内輪を扇ぎながら悶々とした時間をすごすがいつの間にか居眠りをしてしまったらしい。
今度は汗でぬれた髪や寝巻きが冷房で冷え冷えになって体がびっくりするくらいブルブル
身震いする。
深夜の看護師さんと相談の結果、寝巻きの間にタオルをはさんで寝ることにする(今夜から)
一晩のうちに汗かいて冷えて、汗かいて冷えて・・・・の繰り返しが二晩。
風邪引かない私は結構すごいぞ!
●回診
今日はおひげのダンディー先生
ここ数日の回診時の私の開口一番は決まっている
「先生!あつかましいお願いだけど(横向きにするときに)足を高めに持ち上げてほしいんです!」
今までどの方向にもほとんど動いていなかった右股関節が急にいろんな方向に動かされるように
なってびっくりしてるのか、とまどってるのか、慌ててるのか、内転方向にすぐ筋肉がつる!
これが今一番の私の恐怖だ!
なんともいえない違和感と恐怖と筋肉の引きつる気持ち悪さ・・・
なによりものすごい不安がどどど?っと押し寄せる。
「そんな簡単に脱臼しないよ」
先生、それはわかるけど・・・
あ!手が下がってる!お願いします??ぅ、ぅ、ぅ腕上げて・・・(声にならない)
こんなんいつまで続くのか(ため息)
●月曜日のリハビリ
が、これもまたかなり恐怖を伴うということが今日はじめてわかった・・・
二日間自分でできる下半身の動きは両膝曲げのみだった。
はやくPTさんにリハビリしてほしいなぁ?と思ってたけど、リハビリし始めの最初の動きで
いきなり足がつって声が声にならない!!!
PTのIさんがいてくれるという安心感はあったけど、楽しみにしてたリハビリに次から
緊張してしまわないかな・・・ややしょんぼり↓
最後はいつものように座位練習
足台を外して80度くらいで座ってたけどおしりの痛みもほとんどなく、足台の有無でこんなに
ちがうのか!と実感する。これくらい楽ならパソコンも1時間くらい続けてできるかな?
060731_座位80度.jpg
●主治医は
明日の回診。金曜の昼に気まぐれで来て月曜(今日)から端座位の練習するか?って私を喜ばせておきながら、誰にも伝えてくれてなくて延期。
明日は何が何でも捕まえて端座位練習開始を取り付けてやる!
●準夜の
ナースはop後の患者さんのことでバタバタしている。
検温は20時をまわってた。
端座位練習の件を話すと妙に真剣な顔で一瞬の間のあと
「yuraさんの場合は何もかもゆっくりゆっくりいきましょうという話で統一されています。」
と。
年齢と術後リハビリの経過は比例するものではないという現実。
冷静に考えれば、単なる人工関節置換術ではなく骨移植による臼蓋形成術もしており
さらに今後の入れ替えを念頭に使用した人工骨の種類のことも考えれば、荷重には当然
慎重になるべき。
そんなこと理屈ではわかっているつもりだけれど、気持ちも体も動けないことに悲鳴を
あげ続けている・・・
ことあるごとにスタッフや友人に愚痴めいた言葉を吐いている自分
なんだか情けない
・・・・・・
▲このページの先頭へ

術後5日目(7/30)

私の病室は冷え冷え?です
部屋に入ってきた看護師さんは口をそろえたように「涼しい?」とか「寒くない?」と言う。
当然だ。室温は高くて26度、低いときでは22度。
上を向いて寝たままでいるので背中やおしりが焼けるように熱くなる。熱もしばらく続いていたから
解熱剤を使用すると大汗をかく。
ちょっと冷えすぎかな?ってくらいにして布団をかぶって調節している。
昨夜は22時ころ内緒でボルタレン錠を飲んだ。
夜中に2回、着替えが必要なほど汗をかいて困った。
連日血圧が低いために、解熱剤もボルタレン座薬のお子ちゃま用(12.5mg)しか使用しない。
なのに久しぶりに25mg内服したことで、いつもよりはおしりの辺りの痛みが和らいで眠りやすかった・・・
が、この汗である。
お願いだから褥創ができる前にこの寝たきり状態から開放させて?(涙のお願い)
●おしりの痛み
別に「痔」の痛みではありません。
ベッドアップが45度60度となってくると、食事はとりやすいし気分も紛れるけれど
左足を固定している私にはほぼ拷問・・・上半身の重みがすべておしりの辺りに
集中して、ベッドと骨に挟まれた肉がつぶれる???って具合に容赦なく痛みが襲ってくる。
夜間の睡眠中もフラットなベッドでは眠れないので約15度?20度
これでもおしりは焼け付いて痛い・・・
付き添い最終のこの日、夫が買い物に行って車用品売り場で薄手の敷物を買って
来てくれた。
前夜はタオルを敷いてみたけれど、クッション代わりにはとてもならないことを確認。
かといって円座は厚みがありすぎて腰にも爆弾を抱える私には向かない。
身動きが自由にできない身としては、ほんの少しの痛みやほんの少しの違和感が
とてつもなく逃れられない大きな問題のように感じられる。
車のシートにするにはやや安っぽい敷物だけど、わたしのおしりを守るには十分だ☆
こんな年で褥瘡なんかつくってたまるかぁ???
●家政婦さんよろしく
最初の(私の勝手な)予定では術後5日ではもう歩行器で歩いているはずだった・・・・
が、術直後のもろもろな苦しみは軽減したものの相変わらず寝たきり状態。
自分の足元のタオルを動かすことさえままならない(涙)
しかもわがまま体質でベッドを上げろ下げろ、枕を直せ、あれ取れコレ取れと5?15分おきに
付き添いをこき使う人間なので、一人でいることはほぼ不可能・・・
精神的不安の解消にはならないけど身の回りのお手伝いのために今夜から家政婦さんに
来てもらう。
※料金体制(複雑なので簡便に)
基本(9時から17時まで)・・・・・・・・・・6,300円
その前後の時間外料金・・・・・・・・・・・650円/1時間
夜間(17時から翌9時まで)・・・・・・・・5,000円
ほかにも徹夜の場合の特別料金や交通費・手数料など
家の財政が破綻する前になんとか自分のことくらいはできるようになりたい
▲このページの先頭へ

術後4日目(7/29)

土曜日はスタッフは忙しいけど入院患者は暇、なのです
●朝から泣き虫
いろんな不安なことや脱臼の恐れ、いつまでたっても楽になれないような拘束感・・・
夜が少し眠れるようになった分、早朝からいつもの癖で考えなくてもいいようなことを
ぼんやり考えていると、泣きたくないのに涙が出てくる。
左足の股関節を固定していなければこんなに苦しまなくてよかったのに、とか、これから先
何回も入れ替えしなくてはならないことはこの苦しみが何度も繰り返されるのか、とか
ネガティブなイメージばかりが頭の中をめぐり続ける。
深夜勤務の看護師さんは私と同年代の女性。
いろいろ話を聞いてくれて「同年代なのに私は経験不足で・・・」と言われる。
想像力は必要だけど、経験してしまうと医療従事者なんてきっとやっていられない仕事だと思う。
自分の経験した苦しさを思い出すと、「がんばって!」「しっかり!」なんてとてもいえそうに無い。
看護記録に泣き虫さんと書かれてしまってもいい。
これが今の私です。
●初めての訪問者
手術後初めてのお見舞いあり、今回の入院でずっと相談に乗ってもらってたHちゃん
3度の食事もまともに摂れていないのに、飲み物・果物・弁当・お菓子・・・・と口から入れるものばかり
山ほど持ってきてくれた?^^;
いつもは寝てても起きてても身の置き所が無いけど、やっと喋る元気も出てきて話してると
なんだか気分がまぎれた!助かった!
気を遣わなくてもいい相手、ということもあるのかな。感謝?☆
▲このページの先頭へ

術後3日目(7/28)

手術当日、翌日、翌々日とパソコンどころか何をするのもだるくて苦しくてたまらない状態でした・・・
今日3日目も、まだベッド上で苦しい姿勢での更新です。
3日分をゆっくりと書いていければ・・・と思います
手術当日の続き
12:30ころ術前の投薬に来ました
バイタルサインのチェックの後お尻に筋肉注射です
「手術より何よりこの注射が痛いってよくいわれるんよ」
と、看護師さんが言ってくれるけど、術後の苦しさはよくわかってるからこんな
注射だけではビビリもしない
手術室に搬入されて覚えているのは硬膜外チューブを挿入してマスクをかぶせられた
ところまで
それから後で覚えている記憶はまだたどるのも苦しくなるようなことばかり
・・・
・・・
・・・
・・・
この二日間くらいのことは、十分動けるようになって拘束感を感じなくなってから
書こうと思います
※術直後からしばらくの間へ※
術後3日目
昨夜は付き添いが夫から中学1年生の次男に交代したことでかなり不安な一夜でした・・・
「眠くない」といいながらいつものように一瞬で爆睡してしまった彼を横目に、心を平静に保って
何事も起こらないことを祈りつつ朝に。
今日から術前に処方されていたロキソニン(消炎鎮痛剤)を再び内服し始める。
●回診
硬膜外チューブ抜去し、同時に右足に術後ずっと装着されていたAVインパルスも外す。
昨夜1cmあまりに小さくなっていた硬膜外チューブ内の薬液は、朝にはすっかりしぼんでなくなっていた。
チューブ抜去は「あれ?」も思わないうちに痛みも無く終了。インパルスも気持ちを拘束されていることからそらすことには役立ってたけど、無くなるとスッキリ!
内服だけになって疼痛が起こらないかちょっと不安・・・。
今日も背中にかゆみ止めのスプレーをお願いする。
●お昼に・・・
主治医が手術前に病棟に上がってきてくれる。
何がつらいん?と。
寝ていること、足を曲げられないこと、腰から背中から何もかもつらいことを伝える。
普通なら左足を曲げて腰の負担を減らしたり、気分を紛らわせたりすることができるけれど、私の場合は左股関節を固定してることで両足を常時伸ばしっぱなしの拷問状態。
気持ちを察してか、私の「いつ歩けるの」攻撃に負けたのか、両膝一緒なら曲げてもいいといってくれる。
あぁ???????
これのおかげで気分がとっても楽になることができた?????♪
しかし後にこのことが新たな不安の材料になることになる・・・
●リハビリ
金曜日のせい?今日は14時30分にPTさん参上。
今は40歳代の人工関節の患者は私だけだけれど、これまでも2人一緒にいたりすることがよくあったそう・・・今の私はチョイ孤独^^;
●不安勃発
調子に乗って両膝曲げを頻回にやっていた。
20時ころ父が次男を迎えに来てくれたとき慌てて足を伸ばそうとして・・・!!!!!!!
右足が内向きにつるような変な感覚に襲われて、いやいや実際につって「脱臼した!?」
生汗を流しつつ、腕で腿が内側に入ってこないようにしながら時間をかけてゆっくり伸ばす。
・・・ほっ、なんとか伸びた。けど泣きそうになった。
調子に乗って何度も両膝曲げをしてたことで、つい右足が内転してしまってたのだとしたら
自分のわがままのせいでなったこと。
こんなことでこの3日間の苦しみを再び味あうことになってしまうのなら泣いてもどうしようもない。
・・・おちこんだ
でも腰やおしりの痛みはいやおうなくやってくる。
特に夜間は1時間が24時間くらいに感じるほど時間がたたなくて、時間がたたないと余計に腰や
おしりの痛みはやってくる。
何をどう考えても悲しい・・・
夫は一時帰宅した昨夜も洗濯や家の片づけであまり眠る時間が無かったらしく、冷房が効きすぎた
病室でいびきをかきながらよく眠っている。
私がわがままを言うことで周りのみんなにさらに迷惑をかけるのだと思うととんでもなく又落ち込んでしまう・・・
あ?だめな私・・・
▲このページの先頭へ

手術直前

大きな期待を持って臨んだ入院・手術
ずっと気持ちを張り詰めてきたけど時にはへこたれて弱音を吐きたくなる
昨夜の先生の説明は丁寧でわかりやすくて納得できた
でも、自分の体の現実を改めて思い知らされる感じがしてなんだか悲観的になってしまった・・・
とりあえずは今のこと、でも思ったより状況は厳しくて術後の経過も自分で予測してたよりは
長く厳しいものになりそうだ
手術をしても無理せず大事に、それでもおそらく7?8年で入れ替えが必要になり
入れ替えのたびに状況はどんどん厳しくなっていく
なんとも表現の仕様のないこの複雑な気持ちは「悲しい」のか「つらい」のか自分でもよくわからないけれど「逃げ出したい」のにはかわりない
みんなからの「がんばれ」メールをありがたいと思いながら気持ちと裏腹に「がんばる」と返事する自分がなんだかうそつきに思える
深夜勤務のナースが最後にのぞきにきてくれた
話してて思わずなきそうになってびっくりした
手術まで4時間切ったとこ
泣いてる暇はないぞー!
・・・なるようになるさ
家族、友人、医療スタッフ、大切な人
いろんな人に支えられて今の私はいる
みんなの気持ちを全身で感じながら
いってきます
▲このページの先頭へ