左股関節固定術からの人工股関節置換術後、3年半経過しました。
すでに術後、という概念は生活の中にはありません。ただただ「普通に」歩けることのありがたさ。歩く格好を気にしなくていい。人から見られてる感が全くない。こんな普通がとっても幸せに感じられます。
さて、術後の鎮痛剤攻めと年齢的なことも相まって、鉄の胃自慢を返上せざるを得なくなって3年。
このほど生まれて初めての胃カメラを受けることにしました。
調べに調べて内視鏡を受ける病院を探し、消化器科の専門で鎮静下の内視鏡をしてくれる先生を探しました。車で20分弱のところにある個人病院ですが、鎮静するので自分で車の運転をしては行くことができません。
次男の空いてる日など確認しつつ、まずは診察。内視鏡の予約はなんと普通にとると2か月以上先になると・・・
ところが、以前私が勤めていたクリニックの医師と同級生というよしみ(?)で翌週に入れてもらえました。周りにスタッフの方も『コネクション使ってやなかんじ』みたいな雰囲気は全くなく、にこにこと対応してくださり、居心地悪くなることも一切なかったのは助かりました。(意図的に医師とのつながりを利用したわけではなくたまたま質問された内容が仕事のことでした)
ぴりぴりした環境では緊張感が増しますが、まずは一つクリア。
緊張感が増すごとに、私のパニック発作(のようなもの)は容易に出てきます。
内視鏡の前日に、腹部エコーの予約も取り、久しぶりに検査していただけました。
肝胆膵に異常なし。脂肪肝もなし(笑)胆のうに小さいポリープのようなものがたくさんあるようですが経過を見ていれば問題なく治療の必要もないと。
ついでに大動脈はどうですかと尋ねると、今現在動脈硬化の所見はないとのこと。ほっとしたのも束の間で、ただ、大動脈解離を起こす人の一定割合は動脈硬化の所見なく起こっていると。
なるほど。母もそのタイプだったのかな。要するに防ぎようがないことみたいです。
内視鏡当日、家族の中で一番緊張感を和らげてくれる次男付き添いで行ったものの、次男は時間つぶしに出かけてしまい・・
前麻酔の手順はもちろん知っていますが、鼻からキシロカインスプレーを噴霧2回目、飲み込んでねと言われてから、のどのしびれが息苦しさに感じられ「これヤバイ!」
はやく鎮静してー
という願いもむなしく、スタッフの皆様私の腕の血管と格闘してなかなか点滴が入るところまでいきません。血圧は緊張のためか収縮期160まで上昇。ま、下がるよりはよいですが。
セルシン1mgではまだ意識清明で、0.3mg追加してくれました。
検査中どうも応答をしっかりしていたようですが、全く記憶がありません。前向性健忘のようです。以前1回だけなったことがあります。
点滴が終わるまで別室で寝かせてもらい、医師より結果を聞き、お迎えで帰宅。
胃の状態はそう悪いわけではなく、一部以前にピロリが感染して自然治癒したような所見があるとのことでした。食道も逆流性食道炎と診断するまでの所見ではないと。
PPIで膠原線維性大腸炎になってるので、H2ブロッカーを処方してくださいました。毎日服用していると、うそのように胃の症状が無くなりました。
そのかわり、薬が無くなるとまた元通り(笑)
やむを得ず手持ちのPPIを頓服のように服用し(たまに服用するくらいならPPIの種類によったら腸の症状は出ずに済みます)、胃の具合がさらに悪くなってくると毎日服用し、腸の痛みと軟便複数回が始まり、ついに胃のほうも限界が来たのか突然激しく痛み・・・
心窩部痛と背部痛ということで、近医で心筋梗塞の検査(心電図や心筋の酵素の簡易試験など)までしてくれ、結果点滴して痛みが治まるまで2時間余り病院で過ごしました。
時系列がまったくわかりにくいですが
・内視鏡 6月下旬 以後30日H2ブロッカー服用
・お盆前から再び胃の症状 PPI頓服
・お盆明けしばらくして激しい胃の痛み背部痛
・内科の処方薬が無くなり、整形外科専門医にH2ブロッカーの処方をお願いして服用中(←いまここ)
わがままを何でも聞いてくれる主治医に感謝。ただ、消化器科の医師ではないという理由で、H2ブロッカーは10mgのものしか処方してもらえませんでした。これくらいは受け入れます。
もう一度消化器科の診察に行くべき。胃の痛み、侮れません。
以上だらだらと記録のための記述でした。