手術前日(7/24)

個室へ・術前訪問・麻酔科診察・剃毛・浣腸・爪きり・手術説明
●手術前日の処置
とりあえず個室に部屋替えとなり、シャワー・トイレ・洗面台・小型冷蔵庫、ソファ、ロッカー、電話、と、4人部屋とは違った環境に。
テレビをイヤホンなしで見られたり、パソコンを気兼ねなくベッドテーブルで楽な姿勢でできたり、寂しいことを除けばほぼ快適な環境になった。
夜、電気を消してはきっと寝られない(^^;)
手術室の若いナースが術前訪問に来てくれる。
疑問点や不安なことはだいたい伝え、生理が始まっってしまうことも考えよろしくお願いしておく。
つづいて麻酔科診察。
麻酔の方法などについて説明してくれる。痛みに関しては硬膜外でチューブを留置し術後の疼痛管理にも使用する。全身麻酔併用(意識をなくすため)(骨をゴリゴリ・バキバキ・関節外したりとても正気じゃ耐えられないことばかりだもんね)
不規則抗体が陽性であること、顎関節症があること、腰椎に麻酔をするとききれいに丸い姿勢が取れないことなど気になることはすべて伝えておく。
若いときは遠慮して言えなかった事でも、おばちゃん年齢になると何でもいえるもんだわ☆ポジティブにとらえとこ?
昨日準夜勤務のナースに確認したときは、剃毛はないとのことだったけど、ひざ下くらいから上は陰部・手術野くらいまで毛剃りしますと。
シャワー室もあるし、ある程度自分でしてあと確認してもらうことにする。時間をかけて丁寧にしたかいあって一発OK!
浣腸もリハビリ終了後自分ですることにする。
若い処置係のナースに足の爪を切ってもらったときはちょっと恐縮してしまった?
当日使用する寝巻きやストッキングなどを準備できてるか確認しますと病室担当ナースに言われたけど、その後音沙汰なし。
準備はきっと完璧!と自分では思ってる。
●手術説明 18:30?20:00
今日の手術を終えた担当医が病状・手術・合併症・その他についての説明をしてくれる。
<説明内容>
1)右変形性股関節症(亜脱臼性)
上記病名による変形・磨耗が著明。
手術の方法は人工の股関節に置換。切り取った大腿骨頭を利用して臼蓋形成術を併用。
2)手術の合併症について
?輸血は自己血を貯血(700ml)しているが、日赤血を必要とすることもあります。その場合副作用が起こることもある(感染:B型肝炎・C型肝炎・ATL成人T細胞白血病・HIV後天性免疫不全症候群など)
?創部からの感染
?下肢のむくみ(下肢深部静脈血栓症)と血栓の遊離による肺梗塞の危険性
?移植骨の壊死の可能性
?人工関節は将来的に再手術を必要とする
?人工の股関節は脱臼することもある
そのた質問したことについては丁寧にわかりやすく答えてくださって、準夜の看護師さんもびっくりするくらい長時間になってしまった・・・
単純に人工股関節に置換するだけなら3時間くらいの手術時間だけれど、臼蓋発達が不十分でしかもかなり痛んでいることから、自家骨による臼蓋形成術も併用するため約1時間長くなるとのこと。
しかも、骨移植することで荷重をかけ始めるまでの期間も通常より長くなると・・・これを聞いてちょっと愕然としたけれど、骨が自分のものになるまではそれくらいの慎重さは必要といわれ納得。
とりあえずは自分でできる筋肉トレーニングや体重コントロールで人工関節をフォローしていくことを考えようと思う。
筋肉を減らさず体重を落とす・・・う?む・・・どなたかいい方法があれば教えてくださいm(_ _)m
全体的な印象は・・・やはり左股関節を固定していることで生じてくる問題点がさまざまにあり、普通の人工股関節置換術よりさらに困難なことや気をつけなければいけないことが多いということ。年齢が若いことによるこれから先のリスクについても常に心にとどめ無理はしてはいけないということ。おまけに腰の手術の既往もあり、常日頃股関節が悪いことと固定していることでかなり負担がかかっているためこのことも念頭に入れておかなければいけないこと。
なんだか整形外科の病気の問屋みたいな気分である。
21時で絶飲食
ただし翌朝7時までは水分のみならOK
最後の(?)晩餐は煮物だったけど、主食以外ほぼ摂取。以後食べられないと思うとついおやつまで食べてしまう・・・意志薄弱なわたし
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手術3日前(7/22)

今日は土曜日で、リハビリはじめこれといったイベントは何もなかった・・・
午後、外出許可をもらって家人とともに買い物へ
ロッカーがないので荷物を入れるところに困っていたので、プラスチック製の衣装ケースを
2つ購入する。ベッド下に置く予定だったけど、高さが微妙にあわず入らない(汗)
仕方なく床頭台の横にデーンと据え置くこととする。
消灯まではパソコンで、その後は枕灯で小説を読んで時間をつぶすことにする。
あ、もちろん下肢の筋力トレーニングもがんばらねば☆
手術を前に今日は次々と知人・友人からメールが届く。
気にかけていただいてるだけでほんとに有難いことだ。
みなさんありがとう♪
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手術4日前(7/21)

貯血チャレンジ(5回目)
昨日採血できなかったため本日またもやチャレンジ
外来からあわせて計5回目
額に汗しながら両手をバケツのお湯で温める
今日は1回チャレンジしただけでスタッフのみなさん諦めちゃったみたい
主治医にも確認していいとのこと
あ?これで日赤の血液にお世話になることがほぼ確定したようなものだわ・・・
リハビリ
筋肉トレーニングに加え今日は術後の生活動作(主に病院内での)の注意点をまとめた
VTRをPTさんと一緒に見る。
出演も企画もここのリハビリ室スタッフによる自作ビデオ
「こうすべき動作」と「してはいけない動作」は実際に自分が動いてみないと
なかなか納得できない部分もあると思う。
術後はよほど気をつけていないと、大雑把な性格丸出しではすぐ脱臼してしまう恐れあり
なぜか便秘
家から持参したハーブの緩下剤が効果を表してくれない・・・
おなかはパンパンで食後は気分が悪いくらい(涙)
今朝の深夜勤務のナースが報告してくれたのか、午後になって内服処方を持ってきてくれる
?マグミット:カマグ(酸化マグネシウム)を錠剤にしたもの。舌の上に乗るだけでじわ?っとほぐれてくる感じ
?ガスモチン:胃腸の働きを助けてくれる(選択的セロトニン作動薬)
もうすでに15時になってたけど、早速お昼の分として内服。
こんなおなかでサポーターのサイズあわせをしたなんて・・・・恥かきもんだわ、ははは?
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手術5日前(7/20)

病院初夜
昨夜はおとなしく21時に消灯してベッドに入る
・・・・・・・・
もう朝かぁ・・・
と時計を見るとなんと0時15分!まだ宵の口じゃん!
かなりショックだった・・・
病院の夜は長い
とてつもなく長い
しかもテレビやパソコンはもちろん物音も立てられない
夜中じゅうずっと手術直後の患者さんの部屋のインスピロンの音と
なにかのアラームが廊下を響き渡っていた
4人部屋の残りの3人が消灯後トイレに行った回数、計9回
寝苦しい長い夜だった(涙)
■リハビリ開始・皮内テスト
朝は屋上は上がってみる
がEVは5階の病室まで!ゆっくり階段を上がっていったけど
洗濯物を持っての階段の昇降はちょっと難しいかな
正面玄関で外の風にあたる
病棟の独特のにおいがそのうち私にも移るのかな
本館2階病棟にはナースマンがいる
そのナースマンが皮内テストに来た
麻酔と抗生物質
判定は手ぶらでやってきた
ここでも判定は目視のみなんだ
目視で膨疹の大きさや発赤の大きさがわかるんかな?
しかも4つ分のサイズ、計8個も覚えられるんかー???
今朝は朝食にスイカがついてた!
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※注:本人ではありません
午前中のうちにシャワーを済ませる
背もたれつきのシャワーチェアーは座面が高く座りやすい
昼食後訪問者あり、M君のお母さん
退屈しないようにと本をたくさん持ってきてくださる
術前のリハビリ 13:20?
ホットパック15分の後、PTより可動域の検査と筋肉トレーニングの方法
下肢の内転・外転は病室でもするようにと言われる。
内転は両足の間に枕を挟んで、外転は足首の辺りにゴムをかけて
こんなやつ↓
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地道な努力が術後に報われると信じてがんばろっ★
■貯血・番外編
これまで3回の貯血でまだ700mlしか貯まっていない・・・
今日は昨日に引き続き4回目のチャレンジ
主任さんと病棟中で一番年配と思われるナースが試みてくれたけど
結局リタイア
お湯で両腕を温め続けてたのにショック
主治医に確認して明日CBCの結果を見て再度貯血にチャレンジすることになる
おばちゃんナースに
「血、ないんちゃうん」
と言われて悲しくなった・・・
細かいことは考えずに最後に若手のOさんが
「心配ないよ」
と言ってくれたことだけ信じておこう!
一人でいることがものすごく心細く感じた瞬間だった
誰かいてくれたら泣きそうだけど
それでも誰でもいいからいてほしい・・・シュン↓
●術後用ストッキング&サポーター
義肢業者の方が来て、術後に使用するストッキングと歩行訓練が始まった時に使用する
サポーターのための採寸をする。
業者さんとはいえ男の方に足やらウエストやらのサイズを測られるのはね?
ストッキングはVDT(深部静脈血栓症)予防のため、術直後より両足に装用。
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サポーターは右股関節術後用です。丸い部分を股関節のところに当てて腿とウエストに
巻きつけて使用するみたい。
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ちなみにお値段は
ストッキング⇒2500円(自費)
サポーター⇒16789円(立替払い、後で健康保険より7割還付)
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本日入院&貯血3回目

入院・血液検査(貧血)・X線写真撮影(腰椎2方向・両股正面)・貯血200ml
雨の中バッグ3つ分の荷物を抱えて入院
手術用の寝巻きやバスタオルなどなど、かさばるものは置いてきたのに大荷物である
病院での生活をシュミレーションすればするほど、あれもこれも必要な気がして
どんどん荷物が増えていく・・・
いつものように貧血のチェックのあと、今日はX線写真撮影がある
立位で股関節の写真をとるのは初めてだ。またしてもパンツ丸見えでの撮影(汗)
検査着準備してほしいよ
しかも今日は男性の技師さんでした・・・
腰椎の写真はなんのため?かな?
麻酔はどうも全身麻酔らしいから、硬膜外に針は刺さないだろうし
病室に案内してもらってしばらくし貯血開始
今日はのっけから婦長さん登場!
婦長さんは駆血帯を巻くときにガーゼで二の腕をやさしく保護してくれる
気配りの人である
血管が細いからってきつく縛っても意味ないんだけど、皆さんの気持ちはよくわかる。
ほんとは表在静脈だけを駆血するようにしないと動脈まで圧迫してよけいに
血流悪くなるんだよね
結局今日も200mlしか採れず、残りは明日 ということになる。
ポカリスエット2本買い込んで明日に備える事とする(循環血液量を増やすにはお茶などよりよいらしい)
上げ膳据え膳、給茶、ごみ捨て、何でもしてくれる
夕飯(18時)は気持ち控えめにすることとする
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