初めての側臥位☆

昨日の受診の延長で、今日のリハビリで側臥位での外転運動が始まる。
PTさん手作りの股枕で、リハビリ室のベッドでゆっくり・・・なれた!!!
あ?何ヶ月ぶり(?)かの横向きだぁ♪
術後しばらくは傷の消毒のために先生の介助つきで側臥位にはなってたけど、枕を挟んでの側臥位は
今日が初めて!
が、中殿筋のこのか弱さ・・・
斜め後ろに持ち上げる感じで、といわれるけど、自分で最大限の力を入れてもどうも足はビクとも動かない(汗)まだまだ訓練が必要だわ
でもって、この側臥位の訓練に私もPTさんも必死で、荷重2分の1の練習をするのを忘れていた!
ははは(汗)明日は忘れないように言わねば?
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術後6週間と1日 受診の日

朝食後すぐ入院中の病院を出発!受診先の病院での滞在は9時過ぎから12時前まで・・・
外出先がたとえ病院でも気晴らしにはなるのだぁ☆
●3週間の節目の受診日
術足の荷重を進めるための節目受診です。右股関節2方向のX線写真を撮影。
傷がちょうど真下になる角度での撮影で「痛いです?」と泣き言を言いながらの撮影で、技師さんも苦笑気味(汗)
待合室の椅子は普段座っているベッドよりかなり低い・・・が試してみると案外すんなり座れる。
いつものように「おぅ」と右手を挙げながら「どう?」と。
移植した部分も異常なし、骨頭の印をつけたところも前回の位置と変わりなく動いた様子もなし。手術したところに関しては異常なしなので、術足の荷重も2分の1にアップすることに!
入院先のPTさんから聞くように言われていた階段の練習に関しては「まだ」と。
普通は健足のほうから上がるのだが、私の場合は固定していることで左から上がることが難しいので無理に今から練習することはない。ただ年齢的にまだ体が柔軟なので、少しの段差などは器用に上がることができるのでそれは無理しない程度にかまわない、と。
車の運転OK(座面を高くして必要以上に股関節が屈曲しないように注意)
プールOK(胸まで水につかると浮力で足にかかる体重は2分のになる)
要するに荷重2分の1さえ守ればなんでもしていいよ?といういつも通りの指示。
受診がお昼までかかったので、帰り道のCAFEでランチ☆
その後、開業する脳外科の先生との約束があるのでハローワークへ行く。入り口のタタキ(?)は四角いタイルを敷き詰めたもので、雨のこんな日は松葉杖が面白いように(汗)ツルツルすべる。
おかげで1?2回、右足に全荷重×1.3倍くらいの重みがかかったよ^^;
そしてかねてより念願の美容室でカットとカラーリングをしてもらい、夕食に間に合う時間に病院へ帰る。
家へ帰ってもいいのだけれど、結局階段が上がれないことには家での生活は無理。もう少し筋トレに励んで右足がしっかり自分のものになってからのほうが無難なんだろうなぁ・・・
家だと筋トレサボりそうだし。
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モチベーションのこと

筋力維持・増強や良肢位保持、体重のコントロール・・・
手術を終えても常に心がけていかなければならないことたちだ!
ただ、その方法をわかっていることだけではダメで、常に気持ちを保ちながら
努力していく必要がある・・・はっきり言って自信なし(シュン↓)
回診の時の簡単な徒手筋力テストで「普通の人の6割あるかないかくらいの筋力」といわれ
当然のことだけど道のりの長さを改めて実感する・・・まぁ、術前は限りなくゼロに近い筋力だった
から私としてはかなりな前進だと喜ぶべきなんだけどね。
そんなときにあればいいもの
・ポジティブな同病の仲間
・適切な参考書(私の場合は医療従事者用の手術前後のマニュアル本)
・ネットで見つけたさまざまな“ためになる”サイト
・悩みやちょっとしたことを相談できるひと
何事にもいえることだけど、一人で悶々と、フツフツと、コツコツと、やってても
孤独の沼に落ち込んでいくだけ。
街で歩いていると、こんな病気を持った人間は世の中で私一人なんじゃないかしら?なんて
錯覚に陥ってしまうけれど、病院に入院すれば周りは同病者ばかりだし、コミュニティサイトに
参加すれば同じような病気の人たちと小さな悩みも共有できる。
いろんな所に出かけていくことや、いろんな人と出会えることは、病気の悩みを解決するため
だけでなく、人生を豊かにしてくれるさまざまなものを得られる(ように感じます)
変形性股関節症の会 のぞみ会
変形性股関節症の人が、この病気について正しい知識を得たい、また同じ病気の仲間と情報を交換し、支えあい励ましあっていきたいと呼びかけ創設された患者会です。
(現在は全国で12支部)
機関紙の発行・講演会や講習会の開催・専門医による医療相談などさまざまな活動を行っています。
人工股関節ってどんなものですか
ジョンソン&ジョンソンが専門医の監修で作ったサイト
人工関節の理解から手術、リハビリ、日常生活での注意まで簡潔にまとめられています
基礎知識 人工股関節ガイド主に手術にまつわるさまざまなこと、人工股関節の種類や手術手技などについて
きれいにまとまられています。
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文字が見えにくい!!

朝食の前に本を読もうとして・・・・!!!文字が読みにくい???
左目に光のひも状のものがあって瞬きしても目を閉じても消えない
本の上に視線を落とすとくっきり見えるところとにじんで目にくいところにまだらに分かれていて
とても読み進めることができない・・・おまけに気分が悪い(精神的なもの)
朝食もそこそこに(喉なんて通らない)眼科で働いている友人にメールすると
「裂孔や網膜はく離なら困るからすぐ受診」
「・・・・(ガーン!)」
迎えの車や外出の手配をしてお昼に出発
症状は10分くらいで治まったので気持ち的には落ち着いてきた
裏の救急用の出入り口に到着すると、友人が車椅子で迎えに来る。
知人に合わないように二人でヒャーヒャーいいながら院内を眼科に向けて疾走していった!
お昼休みにもかかわらず、馴染みの先生がすぐ診察してくれる。
診察の結果、眼圧は正常(13)だが「正常眼圧緑内障」の診断。
またまたガーン!
網膜はく離など緊急性はないものの、頭部CT・視野検査など必要らしい・・・
「元気に(もっと歩けるように)なってからでいいよ」と先生。
「なんかあったら往診に行ってあげるよ」ありがたいようなそうでないような
お喋りタイムも結構長く、出発後約2時間で帰院。
ナースステーションに報告。リハビリ、来客、シャワーと次々忙しくして夕食時、主治医がカルテを
握って走ってやってきた(汗)
「で、どうだったって?治療は?検査は?ここではリハビリだけだからいつでも検査に行ってくれていいよ!」
「はぁ・・・」
病名の後半「緑内障」という部分が引っかかるようだ。
PTさんにいたっては、直ちに他の病院、できれば大学病院に行ってもっと詳しく調べてきてもらえとリハビリ中ずっと言ってた^^;ちょっと困る?信頼してる先生なのでそこまではちょっとできないよ
ネットでいろいろ調べて、眼科の友人ナースにもメールして、とりあえず治療は必要なく様子観察(ただし定期検査は必要)ということなので、それをいかにしてここの病院の人たちにわかってもらうか・・・いらんストレスが増えたぞ↓↓↓
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術後5週間目(8/29)

全病院でもそうだったけど、年配(70歳以上)の人たちと同室でいることは
いろんな意味で勉強になってきた。
私とは一世代や二世代上の人としてのいろんな意見、戦後の混乱期を乗り越えてきた苦労話やいろんな現実、農家に嫁いだ苦労や喜び・・・異世代の人の話はすんなり心にしみこんでいくような不思議な力がある。
が、
ここでの勉強はちょっと今までと違う・・・斜め向かいのベッドの人は、考え方の根本がネガティブで口をあけたら耳をふさぎたくなるようないやな内容ばかり。
お嫁さんの話も誉めてるのかけなしてるのかわからない、入浴の順番が後回しになった、どこそこの人は頭が弱い、階下の人たちはみんな声が大きくてうるさい、何を言っても「あぁ・・・またか」と思うような内容ばかりだ。
しかし反面教師としては十分すぎる存在だ。
ネガティブになりがちな私の思考。人にこんな風にいやな思いをさせてはいけない!と思わせくれる。
人生すべて勉強だ。
●回診
昨日PTさんに言われたとおり、ベッド上でも筋トレを頑張るように言われる。どんなに頑張っても1ヶ月くらいはかかるだろうから、のんびりやりましょうと。
・・・そういわれると俄然やる気が出て「なにくそ、1ヶ月かかるなら3週間で筋肉つけてやる?」と思うのが私である。ついでに腹筋運動も加えて下腹にも渇をいれてやるぞ!
膝の痛みのことを伝えると、翌日に痛みが残るほどするのはやりすぎだから、痛みがあるときは無理せずにちょっと控えたほうがいい・・・ただし、大腿四頭筋は膝を守るためにも鍛えたほうがいい筋肉であるとのこと。うっす!頑張りますっ!
●初めての・・・
今日初めて自分ひとりでシャワーをすることができた。
準備物は重くならないように必要最小限にし、リーチャーも忘れず持参。1階の広いお風呂では移動に困ったので、4階の内風呂と同じ広さのお風呂に行くことにする。万が一ズボンを自分で履くことができなかったときのことも考えて、看護師さんに予めお願いしておく。
浴室内だけでなく脱衣室にも手すりが付いていることが今の私には必須条件だ。
ここのシャワーチェアーも座面の高い背もたれつきタイプ。座ったときの座面の横幅も広く安心感がある。
脱衣室の椅子がパイプ椅子で、座ったとき一瞬ドキッとしたが、なんとか着衣も自分ひとりで完了!ちょっと自信が持てた!

術後34日目(8/28)

窓から見えるお屋敷
外の道路に向けて3mはありそうな石造りの塀構え
普段は来るまで通りがかりにちらりと見る程度だったけど、4階のこの部屋からは家の裏側の塀際が垣間見える
今朝はちぎれんばかかりに尻尾を大きく振りながら餌を食べているドーベルマン(!)を3匹発見!
こういうお屋敷は番犬もすごいのね・・・
昨夜は夢にまで見たチョコレートを食べたおかげか、消灯時間から朝方までトイレにも目覚めずに眠ってた・・・悪夢はたくさん見たけれど^^;
あい・らぶ・ちょこれーと
体重管理の大敵だけど
●回診
股関節の外転がわるいなぁ、もっと練習しないと・・・と言われる。
って言っても、膝曲げた状態で外転させるのはなんでか股関節が痛いような気がして怖くて今までも無理なことはできなかった(PTさんも無理はしなかった)
術前に比べるとこんなに開くのになぁ・・・
私の目指すのは「完璧」じゃぁないんだよ?
●リハビリ
今度の病院での担当は、めがねの女性PTさん。
なかなか厳しいぞ?筋トレも可動域訓練も!可動域訓練でいたい思いをしたのは初めてだ。
赤いチューブを持たされ「お部屋でも筋トレしてくださいね?」「・・・はい」
結果、膝の痛みでシップのお世話になることに。
いったん傷めてしまった膝は急にはよくならないよね。リハビリの障害になりそ・・・
家に程近い今度の病院
そのせいかお見舞いの人が増えた!うかつに昼間から布団かぶって寝てたり、大股ひろげて体操したりはできなくなる。
しかしこの睡魔・・・あれだけ夜も眠ったのに、ちょっとリハビリしただけとかエアコンで体温下がっただけでこんなに眠くなるのね
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術後30日(8/24)

夕方いつものように主治医がふらりとやってきて、退院後の受診の日を水曜日ごとに指定してあるが、都合が悪ければ月・水・木で調整してくれていい、と。
むむむ・・・
転院後も外来受診の必要が頻回にあるんだ。
一人じゃ受診にこられないし、参ったな・・・
慌てて自宅近くへ帰ることを決断してまずかったかぁ?一瞬不安がよぎる。
ま、深く考えても仕方ない。なるようになるさ?わっはっは?
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術後31日目(8/25)

●回診
若手H先生に「いつも変なことばかり質問してすみません」
と前置きして思い切って聞いてみる。
「車の運転は荷重がどれくらいまでになったら可能ですか?」
医師の返事は意外にも今でも大丈夫だろう、と。座位でアクセルやブレーキを操作するという動作では股関節にさほど荷重はかからないのだそうだ。
ただし、事故に遭遇した場合、たとえ相手が100%悪くても過失を問われる可能性があるかもしれないので、経過を見ながら主治医に確認してみたらと言われる。
なるほど・・・
運転という動作自体は可能でも、足元の狭い愛車プジョーではしばらく無理かもなぁ・・・
もっとしっかり下肢の筋肉がついてから、少しずつ練習してみようと思う。
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術後32日目(8/26) 転医の日

さわやかに晴れている
転医日和だ!
こちらの病院をいったん退院するに当たって書類などをいろいろいただく。
退院日までの入院費用を払い終わった時点で医事課より退院証明書を発行される。これは、主治医からの診療情報提供書、看護スタッフよりの退院サマリーと一緒に転医先の病院へ提出する。
預けてあった診察券、退院日の駐車場無料チケットもいただく。
移動に必要な松葉杖の借用の手続きとして、預かり金5000円を支払い、返却のときに渡す書類もいただく。
生命保険の入院証明書は病棟看護師が預かってくれ、外来のほうへ届けてくれるとのこと。
退院時の計画書によれば次回の受診は水曜ごとに3回指定されていた。
術後6週目、9週目、12週目。
後は荷物をまとめるだけ。衣装は入院していたままのTシャツとジャージなんだもん^^;
他病棟へかわっていった人へ挨拶へに行く。いろんな人とお知り合いになって、たくさん勉強させてもらった。年配の人と関わることは苦手ではない。(入院してた病棟は65歳以上の人ばかりだった・・・)
退屈な入院期間もいろんな話をしながら楽しい時間だったなぁ?
途中昼食をとってる時に携帯の着信に気づく。病院?
松葉杖の貸し出しの手続きは済ませているのか?と・・・気分よく退院させてもらいたかった。ちょっとがっかり↓
転院先の病院は午後の診察時間に合わせて14時以降にきてくれといわれている。時間が少しあったので自宅に寄ってみる。玄関先の2段の段差と、玄関内の段差をなんとかかんとか乗り越え家の中に入ることができた。久しぶりの我が家・・・家に入ることができるか不安だったので感激だ!
手すりはないけれど松葉杖を上手く使ってトイレもすることができた。立ち上がりよりも、座るときのほうが不安定な感じがする。のどが渇いたなぁというと、次男が自分が飲もうとしていたヨーグルトを私に譲ってくれる。なんとなく居心地がいい(^^)
結局15時前までいて、その後病院を受診する。家からは200mくらい。
簡単な診察とX線(胸部、右股関節正面)のあと病棟へ上がる。建物の1階が外来部門で2階が手術室とX線・CTなどの検査部門、3・4階が入院の病床である。ナースステーションは3階のみで、私が案内されたのは4階のトイレに一番近い部屋。後でわかったことだけど、私をトイレに近いこの部屋に入院させるために、もともといた入院患者さんが2名他の病室に移ったらしい・・・かなり恐縮である。
4階は自分で動くことのできる比較的元気な患者さんばかりで若い人も結構いたりする。反対に3階は病状が重い・・・と言うよりは排泄介助など見の周りのことに手のかかる人が入院しているようだ。
6人部屋を4人用に改造した病室は、人工関節センターのように綺麗ではないけれど割合広くて、なにより窓から見慣れた景色が広がっているのがいい。
あぁ?帰ってきたんだなぁ、と実感できる。
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