術後9日目(8/3)

初めての起立訓練
大部屋初めての夜は、お隣のおばあちゃんのおかげで(?)さほど長く感じなかった!感謝
夜中にゴソゴソしたり突然いすがギギーと動いたり、床の上にしりもちをついていたり、代理で何回か
ナースコールもさせてもらった。
やや認知症がかっているとスタッフの人は言うけれど、まったくいやみの無いかわいいおばあちゃん。
こんな風に年をとったらみんなにかわいがってもらえるのだ!と学習した。
●回診
今日はシーツ交換もしてくれる。手術以来夜中に何度も汗をかいては着替えて・・・の繰り返しだったので、久しぶりにスッキリした気分になれる。
消炎鎮痛剤(ロキソニン)を希望し、続けて投与となる。
●リハビリ
下肢訓練に引き続き、端座位から歩行器を使っての初めての起立訓練。
端座位と違って立ち上がるとさらに頭の血がすーっと下がっていく感じが強い。
左足も頼りなく力が入らず、右足に至っては他人の足がぶら?んとついているような感触。
簡単に立ち上がれて、簡単に歩けるように思っていた自分がなんだか情けないような
考えの甘さにいまさらながら気づかされた感じがしてちょっと悲しかった・・・
夕食後もしばらく端座位ですごす。50分くらいいられる。
横になると(ベッドでいると)胸苦しい感じがして身の置き所が無い。
長い夜が憂鬱でなんだか気分が沈んでしまう・・・軽い抑うつ状態かな。
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術後10日目(8/4)

半抜鈎・歩行訓練
大部屋二晩め
お隣のおばあちゃんがベッド柵4本になり、トイレもなにもかもナースコールするように言われてたけど
柵越えしたり、ポータブルを自分で捨てに行こうとしたりで夜間に4回代理ナースコールする。
痛い痛いといいながら、ベッド柵を越えて降りられるなんて・・・めちゃ元気である。
●回診
ソケイ部の内転筋切断部は全抜鈎、創部は半抜鈎する
ドレン挿入部は1日だけシルキーポアドレッシングを貼っておきますとのこと。
残りの鈎は明日かあさってに様子を見て抜く予定。
今日の回診のH先生はもともと優しいけれど、「痛くなく(抜鈎)してね」というと
「できるだけがんばります」と言ってくれる。
抜鈎は爪でキュッと皮膚をつねられるくらいの痛さ。側臥位も今日の回診担当ナースマンG君だった
おかげで安定感があり、緊張もいつもほどではなかった?(ほっ)
就寝前の鉄剤(フェログラデュメット)が続けて処方になる。
今日からドクター清拭が無くなり、回診時背中のバスタオルだけ交換してもらう。
起立訓練をしてみて、歩行までの道のりの長さを感じたため、回診時に先生に無理を言うことも
今日はなかった^^;ははっ
●リハビリ
端座位の練習を随時するようにして、だいぶ頭のふらつきもなれてきた。
PTのIさんがきたときもちょうど端座位の練習中だったので、そのまま歩行器を使っての起立訓練
をすることになる。
昨日と大きく違って、右足が「他人のもの」から「自分の不自由な足」にまで進化した。
左足で支えながら右足を前後に少しだが動かすことができる。
そのまま勢いで歩行器のまま歩行訓練。バッドの端から反対側のベッドの端までの往復。
普通に歩いてほんの4?5歩の距離に頭がふら?っとするくらい力が入った・・・
昨日と今日ではほんの少しだけど違う。ほんの少しだけど進歩している。
1歩まで届かない半歩くらいの歩みだけど、今の私には千金に値する歩みだ。
●家政婦さん一時帰宅
今夜は友人Hちゃんがお泊りしてくれる。
気のおけない友人がいてくれることで気分もリラックス。夜も少しずつ眠れるようになってきて
嬉しい・・・☆
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術後8日目(8/2)

個室から大部屋へ
昨日短時間ではあったけどベッド端座位の練習をしてみて、これまでずっとフツフツとしていたものが少し楽になった気がする。
今日は先日から師長さんに言われていたように大部屋へ!
●バルン抜去
今日の担当は若いYさん
「もう抜くで?抜こう!抜こう!」
勢いで膀胱訓練もほとんどしていないのにバルンを抜去することになる。
トイレにまだ行けないけれど、リハビリのことを考えるとバルンは邪魔になるのは必至。多少不安は残るけど、Yさんの若さのパワーの勢いで私も調子づいとこっと。
●回診
「先生、今日は聞きたいことがいっぱいあるんです」
クールなM先生はちょっと困ったような顔をしながらもひとつずつ答えてくれる。
右ソケイ部のガーゼ(内転筋を切った傷)は抜糸までそのまま外さないこと。
前開きの寝巻きやネグリジェから、ズボン(パジャマ)に変えてもいいこと。
訓練で車椅子に乗ることが上手くできるようなら、トイレに行ってもいいこと。
トイレに自分で行けるかどうかでかなり生活は変わってくる。
昼からのリハビリにかけるぞ=!
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術後1週間(8/1)

先週の今日は決戦日
この1週間は永遠に終わらないかも・・・というくらい長かった
最初の予定では今頃は歩いてトイレに行って、洗濯もなんとか自分でこなし
大部屋で「リハビリがんばろうね?」なんていってるはずだった!
なのに・・・
●回診
今日もいつものように若先生Hに足を高く挙げてもらうようにお願いする。
創部のガーゼがドレーンの入ってたところだけになりあとは透明テープになってすっきり。
おしりの仙骨部の痛?くて赤くなってるところにもなにかわんないけど貼ってくれたもよう。
朝からおしりの痛みで泣きながら蒸しタオルをあててたけれど、先生が見た感じでは
「ちょっと赤い」
だけみたい・・・指が触れただけでも激イタなのに(泣)
●回診?部長回診?
PTさんを数人引き連れて主治医がやってきた。
現在の状況や今後のリハビリに進め方について。
午後から病室にて端座位の練習(PT2人、貧血があるため)
座る練習や車椅子でなく即歩く練習に(左股関節固定で座位困難なため)
貧血で立位が不安な場合はリハビリ室にて立位訓練(なんとかという器械にて)
足を下げて座ったことが無いのでまだ貧血のほうは不安・・・(Hb7台)
左の手術のときも貧血で悩まされた記憶あり。今度は根性で乗り切るぞ!!!
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術後6日目(7/31)

先週の明日は手術でした
苦しみながらも6日目を迎えることができた・・・
深夜0時ころと朝方4時ころ、原因不明にまたしても大汗をかいて気分が悪い。
一度目は家政婦さんに着替えさせてrもらうが二度目はうちわで扇いで何とか乾燥しないか
試みる。(当然ムリ)
2?3歳児が昼寝のときに汗かくように髪から滴り落ちてくる汗。
寝巻きの首元も当然ビチョビチョ。
内輪を扇ぎながら悶々とした時間をすごすがいつの間にか居眠りをしてしまったらしい。
今度は汗でぬれた髪や寝巻きが冷房で冷え冷えになって体がびっくりするくらいブルブル
身震いする。
深夜の看護師さんと相談の結果、寝巻きの間にタオルをはさんで寝ることにする(今夜から)
一晩のうちに汗かいて冷えて、汗かいて冷えて・・・・の繰り返しが二晩。
風邪引かない私は結構すごいぞ!
●回診
今日はおひげのダンディー先生
ここ数日の回診時の私の開口一番は決まっている
「先生!あつかましいお願いだけど(横向きにするときに)足を高めに持ち上げてほしいんです!」
今までどの方向にもほとんど動いていなかった右股関節が急にいろんな方向に動かされるように
なってびっくりしてるのか、とまどってるのか、慌ててるのか、内転方向にすぐ筋肉がつる!
これが今一番の私の恐怖だ!
なんともいえない違和感と恐怖と筋肉の引きつる気持ち悪さ・・・
なによりものすごい不安がどどど?っと押し寄せる。
「そんな簡単に脱臼しないよ」
先生、それはわかるけど・・・
あ!手が下がってる!お願いします??ぅ、ぅ、ぅ腕上げて・・・(声にならない)
こんなんいつまで続くのか(ため息)
●月曜日のリハビリ
が、これもまたかなり恐怖を伴うということが今日はじめてわかった・・・
二日間自分でできる下半身の動きは両膝曲げのみだった。
はやくPTさんにリハビリしてほしいなぁ?と思ってたけど、リハビリし始めの最初の動きで
いきなり足がつって声が声にならない!!!
PTのIさんがいてくれるという安心感はあったけど、楽しみにしてたリハビリに次から
緊張してしまわないかな・・・ややしょんぼり↓
最後はいつものように座位練習
足台を外して80度くらいで座ってたけどおしりの痛みもほとんどなく、足台の有無でこんなに
ちがうのか!と実感する。これくらい楽ならパソコンも1時間くらい続けてできるかな?
060731_座位80度.jpg
●主治医は
明日の回診。金曜の昼に気まぐれで来て月曜(今日)から端座位の練習するか?って私を喜ばせておきながら、誰にも伝えてくれてなくて延期。
明日は何が何でも捕まえて端座位練習開始を取り付けてやる!
●準夜の
ナースはop後の患者さんのことでバタバタしている。
検温は20時をまわってた。
端座位練習の件を話すと妙に真剣な顔で一瞬の間のあと
「yuraさんの場合は何もかもゆっくりゆっくりいきましょうという話で統一されています。」
と。
年齢と術後リハビリの経過は比例するものではないという現実。
冷静に考えれば、単なる人工関節置換術ではなく骨移植による臼蓋形成術もしており
さらに今後の入れ替えを念頭に使用した人工骨の種類のことも考えれば、荷重には当然
慎重になるべき。
そんなこと理屈ではわかっているつもりだけれど、気持ちも体も動けないことに悲鳴を
あげ続けている・・・
ことあるごとにスタッフや友人に愚痴めいた言葉を吐いている自分
なんだか情けない
・・・・・・
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術後5日目(7/30)

私の病室は冷え冷え?です
部屋に入ってきた看護師さんは口をそろえたように「涼しい?」とか「寒くない?」と言う。
当然だ。室温は高くて26度、低いときでは22度。
上を向いて寝たままでいるので背中やおしりが焼けるように熱くなる。熱もしばらく続いていたから
解熱剤を使用すると大汗をかく。
ちょっと冷えすぎかな?ってくらいにして布団をかぶって調節している。
昨夜は22時ころ内緒でボルタレン錠を飲んだ。
夜中に2回、着替えが必要なほど汗をかいて困った。
連日血圧が低いために、解熱剤もボルタレン座薬のお子ちゃま用(12.5mg)しか使用しない。
なのに久しぶりに25mg内服したことで、いつもよりはおしりの辺りの痛みが和らいで眠りやすかった・・・
が、この汗である。
お願いだから褥創ができる前にこの寝たきり状態から開放させて?(涙のお願い)
●おしりの痛み
別に「痔」の痛みではありません。
ベッドアップが45度60度となってくると、食事はとりやすいし気分も紛れるけれど
左足を固定している私にはほぼ拷問・・・上半身の重みがすべておしりの辺りに
集中して、ベッドと骨に挟まれた肉がつぶれる???って具合に容赦なく痛みが襲ってくる。
夜間の睡眠中もフラットなベッドでは眠れないので約15度?20度
これでもおしりは焼け付いて痛い・・・
付き添い最終のこの日、夫が買い物に行って車用品売り場で薄手の敷物を買って
来てくれた。
前夜はタオルを敷いてみたけれど、クッション代わりにはとてもならないことを確認。
かといって円座は厚みがありすぎて腰にも爆弾を抱える私には向かない。
身動きが自由にできない身としては、ほんの少しの痛みやほんの少しの違和感が
とてつもなく逃れられない大きな問題のように感じられる。
車のシートにするにはやや安っぽい敷物だけど、わたしのおしりを守るには十分だ☆
こんな年で褥瘡なんかつくってたまるかぁ???
●家政婦さんよろしく
最初の(私の勝手な)予定では術後5日ではもう歩行器で歩いているはずだった・・・・
が、術直後のもろもろな苦しみは軽減したものの相変わらず寝たきり状態。
自分の足元のタオルを動かすことさえままならない(涙)
しかもわがまま体質でベッドを上げろ下げろ、枕を直せ、あれ取れコレ取れと5?15分おきに
付き添いをこき使う人間なので、一人でいることはほぼ不可能・・・
精神的不安の解消にはならないけど身の回りのお手伝いのために今夜から家政婦さんに
来てもらう。
※料金体制(複雑なので簡便に)
基本(9時から17時まで)・・・・・・・・・・6,300円
その前後の時間外料金・・・・・・・・・・・650円/1時間
夜間(17時から翌9時まで)・・・・・・・・5,000円
ほかにも徹夜の場合の特別料金や交通費・手数料など
家の財政が破綻する前になんとか自分のことくらいはできるようになりたい
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術後4日目(7/29)

土曜日はスタッフは忙しいけど入院患者は暇、なのです
●朝から泣き虫
いろんな不安なことや脱臼の恐れ、いつまでたっても楽になれないような拘束感・・・
夜が少し眠れるようになった分、早朝からいつもの癖で考えなくてもいいようなことを
ぼんやり考えていると、泣きたくないのに涙が出てくる。
左足の股関節を固定していなければこんなに苦しまなくてよかったのに、とか、これから先
何回も入れ替えしなくてはならないことはこの苦しみが何度も繰り返されるのか、とか
ネガティブなイメージばかりが頭の中をめぐり続ける。
深夜勤務の看護師さんは私と同年代の女性。
いろいろ話を聞いてくれて「同年代なのに私は経験不足で・・・」と言われる。
想像力は必要だけど、経験してしまうと医療従事者なんてきっとやっていられない仕事だと思う。
自分の経験した苦しさを思い出すと、「がんばって!」「しっかり!」なんてとてもいえそうに無い。
看護記録に泣き虫さんと書かれてしまってもいい。
これが今の私です。
●初めての訪問者
手術後初めてのお見舞いあり、今回の入院でずっと相談に乗ってもらってたHちゃん
3度の食事もまともに摂れていないのに、飲み物・果物・弁当・お菓子・・・・と口から入れるものばかり
山ほど持ってきてくれた?^^;
いつもは寝てても起きてても身の置き所が無いけど、やっと喋る元気も出てきて話してると
なんだか気分がまぎれた!助かった!
気を遣わなくてもいい相手、ということもあるのかな。感謝?☆
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術後3日目(7/28)

手術当日、翌日、翌々日とパソコンどころか何をするのもだるくて苦しくてたまらない状態でした・・・
今日3日目も、まだベッド上で苦しい姿勢での更新です。
3日分をゆっくりと書いていければ・・・と思います
手術当日の続き
12:30ころ術前の投薬に来ました
バイタルサインのチェックの後お尻に筋肉注射です
「手術より何よりこの注射が痛いってよくいわれるんよ」
と、看護師さんが言ってくれるけど、術後の苦しさはよくわかってるからこんな
注射だけではビビリもしない
手術室に搬入されて覚えているのは硬膜外チューブを挿入してマスクをかぶせられた
ところまで
それから後で覚えている記憶はまだたどるのも苦しくなるようなことばかり
・・・
・・・
・・・
・・・
この二日間くらいのことは、十分動けるようになって拘束感を感じなくなってから
書こうと思います
※術直後からしばらくの間へ※
術後3日目
昨夜は付き添いが夫から中学1年生の次男に交代したことでかなり不安な一夜でした・・・
「眠くない」といいながらいつものように一瞬で爆睡してしまった彼を横目に、心を平静に保って
何事も起こらないことを祈りつつ朝に。
今日から術前に処方されていたロキソニン(消炎鎮痛剤)を再び内服し始める。
●回診
硬膜外チューブ抜去し、同時に右足に術後ずっと装着されていたAVインパルスも外す。
昨夜1cmあまりに小さくなっていた硬膜外チューブ内の薬液は、朝にはすっかりしぼんでなくなっていた。
チューブ抜去は「あれ?」も思わないうちに痛みも無く終了。インパルスも気持ちを拘束されていることからそらすことには役立ってたけど、無くなるとスッキリ!
内服だけになって疼痛が起こらないかちょっと不安・・・。
今日も背中にかゆみ止めのスプレーをお願いする。
●お昼に・・・
主治医が手術前に病棟に上がってきてくれる。
何がつらいん?と。
寝ていること、足を曲げられないこと、腰から背中から何もかもつらいことを伝える。
普通なら左足を曲げて腰の負担を減らしたり、気分を紛らわせたりすることができるけれど、私の場合は左股関節を固定してることで両足を常時伸ばしっぱなしの拷問状態。
気持ちを察してか、私の「いつ歩けるの」攻撃に負けたのか、両膝一緒なら曲げてもいいといってくれる。
あぁ???????
これのおかげで気分がとっても楽になることができた?????♪
しかし後にこのことが新たな不安の材料になることになる・・・
●リハビリ
金曜日のせい?今日は14時30分にPTさん参上。
今は40歳代の人工関節の患者は私だけだけれど、これまでも2人一緒にいたりすることがよくあったそう・・・今の私はチョイ孤独^^;
●不安勃発
調子に乗って両膝曲げを頻回にやっていた。
20時ころ父が次男を迎えに来てくれたとき慌てて足を伸ばそうとして・・・!!!!!!!
右足が内向きにつるような変な感覚に襲われて、いやいや実際につって「脱臼した!?」
生汗を流しつつ、腕で腿が内側に入ってこないようにしながら時間をかけてゆっくり伸ばす。
・・・ほっ、なんとか伸びた。けど泣きそうになった。
調子に乗って何度も両膝曲げをしてたことで、つい右足が内転してしまってたのだとしたら
自分のわがままのせいでなったこと。
こんなことでこの3日間の苦しみを再び味あうことになってしまうのなら泣いてもどうしようもない。
・・・おちこんだ
でも腰やおしりの痛みはいやおうなくやってくる。
特に夜間は1時間が24時間くらいに感じるほど時間がたたなくて、時間がたたないと余計に腰や
おしりの痛みはやってくる。
何をどう考えても悲しい・・・
夫は一時帰宅した昨夜も洗濯や家の片づけであまり眠る時間が無かったらしく、冷房が効きすぎた
病室でいびきをかきながらよく眠っている。
私がわがままを言うことで周りのみんなにさらに迷惑をかけるのだと思うととんでもなく又落ち込んでしまう・・・
あ?だめな私・・・
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手術直前

大きな期待を持って臨んだ入院・手術
ずっと気持ちを張り詰めてきたけど時にはへこたれて弱音を吐きたくなる
昨夜の先生の説明は丁寧でわかりやすくて納得できた
でも、自分の体の現実を改めて思い知らされる感じがしてなんだか悲観的になってしまった・・・
とりあえずは今のこと、でも思ったより状況は厳しくて術後の経過も自分で予測してたよりは
長く厳しいものになりそうだ
手術をしても無理せず大事に、それでもおそらく7?8年で入れ替えが必要になり
入れ替えのたびに状況はどんどん厳しくなっていく
なんとも表現の仕様のないこの複雑な気持ちは「悲しい」のか「つらい」のか自分でもよくわからないけれど「逃げ出したい」のにはかわりない
みんなからの「がんばれ」メールをありがたいと思いながら気持ちと裏腹に「がんばる」と返事する自分がなんだかうそつきに思える
深夜勤務のナースが最後にのぞきにきてくれた
話してて思わずなきそうになってびっくりした
手術まで4時間切ったとこ
泣いてる暇はないぞー!
・・・なるようになるさ
家族、友人、医療スタッフ、大切な人
いろんな人に支えられて今の私はいる
みんなの気持ちを全身で感じながら
いってきます
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手術前日(7/24)

個室へ・術前訪問・麻酔科診察・剃毛・浣腸・爪きり・手術説明
●手術前日の処置
とりあえず個室に部屋替えとなり、シャワー・トイレ・洗面台・小型冷蔵庫、ソファ、ロッカー、電話、と、4人部屋とは違った環境に。
テレビをイヤホンなしで見られたり、パソコンを気兼ねなくベッドテーブルで楽な姿勢でできたり、寂しいことを除けばほぼ快適な環境になった。
夜、電気を消してはきっと寝られない(^^;)
手術室の若いナースが術前訪問に来てくれる。
疑問点や不安なことはだいたい伝え、生理が始まっってしまうことも考えよろしくお願いしておく。
つづいて麻酔科診察。
麻酔の方法などについて説明してくれる。痛みに関しては硬膜外でチューブを留置し術後の疼痛管理にも使用する。全身麻酔併用(意識をなくすため)(骨をゴリゴリ・バキバキ・関節外したりとても正気じゃ耐えられないことばかりだもんね)
不規則抗体が陽性であること、顎関節症があること、腰椎に麻酔をするとききれいに丸い姿勢が取れないことなど気になることはすべて伝えておく。
若いときは遠慮して言えなかった事でも、おばちゃん年齢になると何でもいえるもんだわ☆ポジティブにとらえとこ?
昨日準夜勤務のナースに確認したときは、剃毛はないとのことだったけど、ひざ下くらいから上は陰部・手術野くらいまで毛剃りしますと。
シャワー室もあるし、ある程度自分でしてあと確認してもらうことにする。時間をかけて丁寧にしたかいあって一発OK!
浣腸もリハビリ終了後自分ですることにする。
若い処置係のナースに足の爪を切ってもらったときはちょっと恐縮してしまった?
当日使用する寝巻きやストッキングなどを準備できてるか確認しますと病室担当ナースに言われたけど、その後音沙汰なし。
準備はきっと完璧!と自分では思ってる。
●手術説明 18:30?20:00
今日の手術を終えた担当医が病状・手術・合併症・その他についての説明をしてくれる。
<説明内容>
1)右変形性股関節症(亜脱臼性)
上記病名による変形・磨耗が著明。
手術の方法は人工の股関節に置換。切り取った大腿骨頭を利用して臼蓋形成術を併用。
2)手術の合併症について
?輸血は自己血を貯血(700ml)しているが、日赤血を必要とすることもあります。その場合副作用が起こることもある(感染:B型肝炎・C型肝炎・ATL成人T細胞白血病・HIV後天性免疫不全症候群など)
?創部からの感染
?下肢のむくみ(下肢深部静脈血栓症)と血栓の遊離による肺梗塞の危険性
?移植骨の壊死の可能性
?人工関節は将来的に再手術を必要とする
?人工の股関節は脱臼することもある
そのた質問したことについては丁寧にわかりやすく答えてくださって、準夜の看護師さんもびっくりするくらい長時間になってしまった・・・
単純に人工股関節に置換するだけなら3時間くらいの手術時間だけれど、臼蓋発達が不十分でしかもかなり痛んでいることから、自家骨による臼蓋形成術も併用するため約1時間長くなるとのこと。
しかも、骨移植することで荷重をかけ始めるまでの期間も通常より長くなると・・・これを聞いてちょっと愕然としたけれど、骨が自分のものになるまではそれくらいの慎重さは必要といわれ納得。
とりあえずは自分でできる筋肉トレーニングや体重コントロールで人工関節をフォローしていくことを考えようと思う。
筋肉を減らさず体重を落とす・・・う?む・・・どなたかいい方法があれば教えてくださいm(_ _)m
全体的な印象は・・・やはり左股関節を固定していることで生じてくる問題点がさまざまにあり、普通の人工股関節置換術よりさらに困難なことや気をつけなければいけないことが多いということ。年齢が若いことによるこれから先のリスクについても常に心にとどめ無理はしてはいけないということ。おまけに腰の手術の既往もあり、常日頃股関節が悪いことと固定していることでかなり負担がかかっているためこのことも念頭に入れておかなければいけないこと。
なんだか整形外科の病気の問屋みたいな気分である。
21時で絶飲食
ただし翌朝7時までは水分のみならOK
最後の(?)晩餐は煮物だったけど、主食以外ほぼ摂取。以後食べられないと思うとついおやつまで食べてしまう・・・意志薄弱なわたし
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