左股関節固定を人工股関節に置換しておいてほんとによかった・・・と実感する出来事~その2

胆管炎(?)で入院して抗生物質を投与し、肝臓の機能も回復傾向ということで、内科を退院し、その二日後に、別の病院の外科を受診しました。

当日は血液検査と腹部エコー検査。翌日にDIP-CT。今現在胆管内に結石が存在する所見は無いとのことで、手術前に内科で内視鏡的に云々の下りは割愛されることになり、胸をなでおろしました。全身麻酔の手術より、身動き取れないERCPに1時間余りかかることのほうが千倍恐怖なのです、私には。

痛みも炎症も治まってきているし、待機的手術、それも、初診日から2週間と少しで手術の予定が組めたことは、早くてラッキーでした。

家での低脂肪食(無脂肪には無理)は、食材選びに悩み、家族には普通の食事を作るので、ほんとに手間でした。が、うっかり高脂肪のものを食べることは全くありませんでした。疝痛発作だけでなく、胆のうや胆管、さらには膵臓まで炎症が及ぶと・・・と想像しただけで身の毛がよだちます。

アセトアミノフェンは10回分処方していただいていましたが、疝痛発作に効くとは思えず、何かあったらいつでも来てくださいという担当医の言葉は、結石がいつ転がり落ちるかわからないからねという脅しに聞こえてしまって(単なる被害妄想w)おかゆに、水煮のツナ、少しの豆腐、白身の魚、サラダチキン、野菜、合間に麩菓子という何とも力の出ない食事を守り通せたのは、甘いもの大好きな私にしては上出来だったと思います。

何事もなく無事入院日を迎え、山のような書類の中に、麻酔科医や担当医の説明でわからないことや不安なことがあればというアンケートのようなものがあったので、正直に「前回の整形外科の手術で前投薬がなく、まったくの素面状態で手術台に縛り付けられるのが恐怖だったから不安」と書きました。

手術室ナースの術前訪問でも同じようなことを伝えたのですが、その後、再度麻酔科の部長が説明に来てくれ、手術室ナースも手足を拘束するのは麻酔がかかってからにします等、最大限の配慮を約束していただき、その流れで、翌日徒歩で手術室に入室すると、あちこちからやさしく声掛けされ、え、私VIP?くらいに勘違いしそうな歓待をうけました(笑)

おかげさまで、大した不安もなく、血管確保してそろそろ経静脈的に薬が投与されるな、という直前には、徒競走のスタートラインぐらい鼓動がどきどきしたくらいで、次に気づくともう手術は終わっていました。

不安なことも、言葉にして伝えてみるもんですね。これまでなんで何もかも口にせず我慢してきたんだろう。

HCUで、2時間か3時間くらい過ごしたのですが、まったく痛みはなく、膝も曲げていいし、なんだこれ、楽なんですけど?ナースに聞かれて、整形外科の手術に比べたら天国ですと半覚醒の私は変なテンションだったようです。

こんな手術だったら、ストレス少ないし、何度でも(笑)受けられそう・・・

(続く)