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2007年12月アーカイブ

人工股関節置換術を受けて1年と4ヶ月と少々
この「人工物」さんは体の中に異物があるということを私に感じさせることなく痛みを取り除いてくれてホントに感謝させられます。

が、感染・脱臼・ゆるみ、など、注意すべきこともたくさんある
今日はそのうちの脱臼について主治医に質問ぶつけてみました


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夜間就寝するときの私の姿勢は
1.仰向けで膝の下にクッション
2.仰向けで両膝を曲げる
3.膝の間にクッションを挟んで膝を曲げ、右下で
の3パターンのうちのどれか、です。

腰や背中がどうしようもなくだるかったり痛かったりするときは、お腹の下にクッションを敷いてうつぶせになることのありますが、ソレも短時間。よけいに腰痛が増したり、下手すると顔がパンパンにむくんだりして大変なことになります(笑)

先に述べた3パターンのうち。「2」のときに起こること・・・
眠って筋肉の緊張がふるんでしまって、人工の右足が左足に触れるくらいに内側に倒れこんでくる!
普通に人工関節だけの人なら問題にならないようなことですが、左を「外転」「屈曲」位で固定している私の左足に触れるということは、右足がかなり内転してしまっている、ということ。

屈曲・内転は脱臼の危険、とよく本に書いてあります。
眠っていても冷や汗流す勢いで目が覚めて、あわてて膝の間にクッションを挟みこみます。

同じようなことがプールで歩いているときにも起こります。
横向きに歩いているときに先に進んだ左足に後から追いかける右足が触れるのです。時々。

日常的にそういうことがしばしば起こるので、かねてから
「人工股関節は何度くらい内転すると脱臼するんだろう?」
と疑問に思ってきました。

主治医にストレートに聞いてみると
「う?ん、むずかしいなぁ」と。

足の内転といっても、まっすぐに伸ばした足が内股になるのと、屈曲したままの状態でうち側に倒れこむのとでは、後者がずっと「悪い状態」なのだそうです。あ、もちろん脱臼ということに関して。
まさに私の状態だ。

たしかにそういう悪い状態にはなっているのだろう、と。でも筋肉がしっかりついて収縮していればソレが支えになって関節が脱臼することを防いでくれるので助かっているのだろう、ということです。
なるほど・・・
じゃあ、いまより筋肉が痩せたりするとかなりまずいってことなんだろうね。維持はもちろん、できるだけ筋力が衰えないように日々の努力が大切のようです。
昼間はともかく就寝中まで足がお行儀よくいてくれるはずもなく、ほんとビビリます(汗)

要するに、人によって筋肉の状態や関節の具合も違うから、何度以上はダメなんて数値で表すことは非常に難しい、ということみたいです。

膝が時折違和感があることも伝えておく。
固定術、あんたのせいなのさ、わかっちゃいるけどどうしようもない。

「でも、もし私があなたのパパなら」と先生。(パパって夫ってことみたい)
今現在痛みが取れて生活していくことにことさら大きな支障はない、という状況であれば、あえて次のこと(膝や固定した左股関節の人工化)を慌てて考える必要はないと思う、と。
さらに、手術を考えるのであれば、末梢からではなく中枢側からがいいこと。(股関節が原因で二次的に膝が傷んできているので先に膝を手術しても原因がそのまま残っていれば負担は変わらないので)

右股関節に続き、左股関節、左ひざ、右ひざ、と次々に人工関節に変わっていく自分を想像するとなんだか気味が悪い。

人工関節の寿命のことも考えると、と主治医が言うので
「そんなに長く生きられないかも知れませんから。それなら今のほうが大切です」
と答える。
頷きながらも、今大切なのは重いものを持たず、無理をせず、人工を大切にして少しでも長持ちさえることでもある、と言われる。
それもそうだ。
今が大切といいながら、もし90や100まで長生きしてしまったら、そこには寝たきりになった自分がいる。再置換術なんて1回か2回が限界だ。

あ?

人間の体は本当にありがたい。
ほんの一部人工に取り替えられただけで実感する。でも体中で一番大きな関節なんだよなぁ・・・

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