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2014年1月アーカイブ

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非麻薬性オピオイド『トラムセット』です。トラマドールとアセトアミノフェンの配合剤。中枢に働きかけて痛みを抑える(感じさせなくする)薬です。
なぜアセトアミノフェンが配合されているのかというと、一緒に作用することにより、鎮痛効果の早期発現、効果増強、作用時間の持続が図れるから。さらに、トラマドールの低用量化による副作用の軽減も期待できます。

前回診察に行ったときから処方されました。
なぜこの薬を?
おそらくそれくらい私の腰椎が悪いということなんだと思います。とにかく腰の痛みだけではなく、お知りのあたりや下肢のあちこちがしびれています。

ご高齢の方でも2回/日服用されているということですが、一日1回から開始することになりました。副作用防止のため吐き気止め(ナウゼリン)も一緒です。
(通常慢性疼痛の場合は1日4回で服用する薬です)
ダメもとで飲み始めた薬ですが、最初の十日間、日中は痺れをまったく感じず、快適な日々となりました。自分では自制範囲内の痺れや痛みと思っていましたが、無くなるとそれはそれでなんとも言えず快適です。
服用開始し十日を過ぎたころよりお昼から午後にかけて軽い痺れを感じるようになってきました。
2回に増やしたいなぁとは思いますが、我慢できない症状ではないので、1ヶ月間はこのまま様子を見ようと思います。

恐れていた吐き気の副作用はありませんでした。
処方してくれたナウゼリンは5mg錠でしたので、トラムセットと一緒に飲むとき(朝)は2錠、それ以外のタイミング(昼・夕)は1錠で服用しています。自己判断で。

ついでに、頚椎からくる手のしびれも余り感じないように思います。波及効果^^
トラムセットによる痛み・痺れのコントロールはきわめて良好!

あとは痛みや痺れを感じないことをいいことに、無理して腰椎や頚椎に負担になることをしないよう心がけておかなければ!です。

仕事もいつまで続けるか、毎日のように真剣に考えています。さて・・・ややこしい話になりそうです。

先日撮影したCTの画像データ。家ではまじまじ見ましたが、見るほどに気分は↓。
固定した関節を解除することは難しいのだろうな、という悲観的な気持ちでした。

撮影後4日目、主治医のところへ半年振りくらいに受診に行って来ました。
CTの画像を見ていて気になることが。腰椎の変形です。
22歳のときに腰椎椎間板ヘルニアの手術は受けましたが、以後は軽い腰痛が時折ある程度(たまにぎっくり腰のように動けなくなることもあったけど)。左股関節の固定の影響は上下の関節、すなわち膝関節と腰にきます。はい、来ています両方に。
今回はいつもの右股関節(人工関節置換術後)に加えて、お願いして膝関節と腰椎のX線写真も撮ってもらうことにしました。

X線写真の結果は
【右股関節:人工関節置換術後】→異常なし
【両膝関節】→関節間隙(内側)がやや狭くなってきている。ごく初期の変形性関節症
【腰椎】→「うーん」「こりゃもたんぞ」

若いときに手術を受けたのはL4-5
L2-3、L3-4の椎間板があるべき隙間がかなり狭くなっており、しかも位置がかなり変位している。
これこそ気になっていたポイントです。

CTを撮影したことはあえて伏せておき、冷静に・静かに・かつ思いをこめていろいろ話を聞きました。

今後、股関節が原因ではなく腰椎が原因で動けなくなるのではないかという不安がある。
実際、今でも腰痛がひどいときは体がくの字になったまま、伝い歩きになることも。
慢性的な腰痛は許容範囲内としても、そのために動けなくなるほどの痛みは辛い(我慢できないということではなく動けないことが辛い)
腰については一度手術を受けていても、まだやりようはあるとのこと。

(仮に)腸腰筋が痩せてしまっていたら、固定を解除するのは難しいのか?
腿を持ち上げるためには腸腰筋の働きだけでなくほかの筋肉も働いているので、解除後の歩行状態については腸腰筋だけでは判断できない。ただ、固定術を受けたときに結構大きく筋肉をばっさり切っているので(左股関節前面には筋肉ないのではというくらいぺちゃんこ)、その影響は免れないだろう。
しかし、少し前に固定関節を人工に変更した患者さんは、実際歩行状態が思うようには改善しなかったものの生活は(座位など)楽になったとのこと。
私自身も、歩行が「普通」な状態になることは望んではいない(望みたくても無理ということは理解しているつもり)けれど、生活がよりやりやすくなることは心から望んでいる。

ベッドで寝ていても仰臥位のみ、フラットに寝ると腰が痛くなる。座位は腿で支えるので長時間は無理、座れるいすも限られ背中を丸く腰に負担がかかる。立位は屈曲位のせいで腰椎の前彎がきつくなりすぐ腰が痛くなる。しゃがみこみすると立ち上がれない。トイレも洋式のみでしかも洋式でもさまざまな工夫が必要。お風呂で浴槽につかっても、広さによっては下半身のみ。宴会は会場で参加を決める(座敷だときつい)。なんだか愚痴のようになってきた。

閉所恐怖があり、閉塞感がことさら苦手。今後パニックも起こしかねない私にとっては、「歩行の不安定さのため杖が必要になる生活」よりも、「年齢とともに不自由さが増していく生活」のほうが怖いのです。

いろいろ考えるばかりでは前進なし。
まずはウェイトコントロールからはじめよう。はぅ。頑張れわたし。

人工股関節に置換して、7年半
左股関節を固定してからは、22年余りが経過しました

さて、左股関節の固定は将来的に人工関節への置換が可能なのか?
固定してから年月が経過すればするほど、それは難しくなるといわれています。では22年は長い?短い?
もちろん・・・長いと思います。

鍵を握るであろう腸腰筋。以前勤務していた病院の先生にお願いして、CTを撮影してもらいました。
筋肉の状態は、当然固定側のほうが痩せている・・・予想通りです。
しかし、固定関節を解除して人工関節に置換した場合、上手くいくかどうかはやってみないことにはわからないと言われました。

現時点より歩行がより困難になることは容易に予想されます。腸腰筋がやせ衰えているため、太ももを持ち上げることが自分の筋肉では困難だから。

わかっててなぜ人工関節に置換したいのか?
第3者の方々には疑問に思われるでしょうね。

股関節の自由(関節が動くこと)は長年の(固定して以降ずっとかな)夢であり、希望です。
きれいに歩きたい。
不自由さから開放されたい。
閉所恐怖から進展して、パニック障害になりたくない。
いろんな思いが心の中にあります。

いろんな方が嫌がる(敬遠する)人工関節は、私にとっては掴めそうで掴めない一筋の光、見たいなものかな

まだまだ夢はかないそうに無いです
というか、年齢を重ねるごとに遠のいていくようです(涙)