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固定解除は夢ですか

人工股関節置換術を受けて、9年と3ヶ月。仕事を辞めて1年経ちました。

このタイミングで、なんと主治医の手から離れることになってしまいました。

まずその経緯について。

退職してちょうど一年。固定した左股関節を解除してもらいたくての退職でしたが、家庭内の様々なことで結構振り回される1年となり、やっと!主治医の本来在籍する病院に受診の運びとなりました。

まずは近くの普段としたことでもちょっとしたことでお世話になっている整形外科へ。しゃがん姿勢をとったり立ち上がったり、湯船に浸かったり立ち上がったり、ベッドから起き上がったり、こういった動作は股関節が片方固定されていると両足に同時に力を入れて次の動作に移るということができません。バランスを崩さないよう、更に補助的な力を加えるために日常の様々な場面で左股関節の分をカバーするのに右腕を使うため、右肩を酷使してしまっています。前々から時折違和感があったのが最近は痛みに変わってきました。まずは、五十肩でないかの診断をお願いに。肩関節は異常なく腱だろうということで内服薬と外用の塗布剤を処方していただきました。

固定した股関節からくるさまざまな「困りごと」。そろそろ(あまり年齢を重ねないうちに)固定股関節を人工関節に置換してもらいたい旨伝え、紹介状を作成してもらいました。術後経過が長くなれば家から近いこちらの病院には、前回のようにリハビリでお世話にならなければならないし。

翌週、 紹介状持参で県西方面の主治医の病院へ。術後数回通っただけで、あとは出先の病院へ受診に行っていたため久しぶりに訪れました。待ち時間の後、診察へ。

「おぅ、来たか」この一年、固定介助のために様々な問題点について質問する、という形で主治医にはたくさん考えてもらってきました。そして、考えれば考えるほど(?)この手術の困難さについても考えてくれるようになったようで・・・いきなり大学に行くか?ということに。スタッフもそろっているし何よりたくさんの症例をこなしている、依頼する予定の先生も年齢的に経験も多く、信頼できる医師である、と。

ショックというよりも、それだけ真剣に考えてくれていることだと受け止めています。高齢の患者さんの場合、同じような手術でも、股関節の可動域を得ることができてもスムーズな歩行には結びつかなかったこともあるらしく、年齢的にまだ活動年齢にある私の場合はそう安易に踏み切れない状況と判断されたのだと思います。

最悪、歩行どころか立位をとることも困難になるかもしれないと。長い付き合いで顔なじみの患者(私のことです)がそうなってしまっては、さすがにね^^;私ももちろんそれでは困ります。

大学への紹介受診は、予約がなかなか取れないのですが、依頼する予定の先生に直接電話を入れてくれたおかげで1週間後の予約となりました。本当は3日後に入れられそうになり、他の予定があったのでそんなに急ぎませんといって延ばしてもらっての1週間後です。

急な展開に頭がほわーとなったままで、診察を終えました。途中、診療情報提供書作成中の文章を間違えて一部消してしまったときに、ctrl+zで戻りますよと教えてあげたらいたく感心していました(笑)

さて、新しい局面です。まず手術を受けられるかどうか。そして、運よく手術を受けられたとして、その後歩行の状況はどうなるのか。

ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる・・・・ものすごく沢山のことを考えなければならないけれど何も考えられず、診察後の長ーい、ほんとにとてつもなく待たされて会計した後、なんとか帰路につきました。

手術できるの?

ていうか、手術受けていいのかな・・・