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2006年9月10日アーカイブ

朝からおばけ談議

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前の部屋のお兄ちゃんが名指しでやってきた。
「ここで(おばけを)見たってホント?」
「・・・あぁ・・・おばけかどうかはわからないけど、黒い影見たことある」

入院してすぐの頃、夜中にトイレに行って帰り、廊下のずっと先で黒い人影を見た。
左側の部屋(もしくはお風呂か階段)に入りかけてたところを私に気づいて半歩後ろに下がった風で
こちらのほうを見ている(ように見えた。なにしろこちらからは真っ黒の影にしか見えない)
看護師さんかと思い、時間が時間なので(真夜中)「大丈夫?」とか声を掛けてくれるものと思い
私のほうからは何も言わずに視線だけ相手に合わせて待ってたら、黒い影はそのまますっと前進して消えてしまった。
「あら?」とは思ったが、それも一瞬。
背中がぞぞ?っとして、松葉杖をカクカクいわせながら慌ててベッドにもぐりこんだ。
それ以来夜中にトイレに行くときは必ず黒い影が見えた方向を確認してから部屋を出るようにしている。そんな話をシーツ交換で喫煙所に避難しているときに一緒にいた数人に話した覚えはある。

もう一人のおじ様の話によると、昨日退院して空になった部屋の枕灯がついていたらしいがそのまま消灯の時間には消えていた。朝、食事に行くときに見ると又ついていたので、看護師さんに確認したところ昨夜も消した覚えはない、と・・・。おかしいなぁと思いながらも部屋の電気を消してきたらしい。
その話をもとに、お兄さんは昨日昼間のことを思い出した。
ここの廊下は両端の突き当たりの壁がガラス張りになっている。昼間下の駐車場で知人と話していたときに、知人は4階のガラス張りのところに男の人の姿があるという。なのにお兄さんにはその姿が見えない。いる、いない、と言い合ってるうちに、それまで見えなかったお兄さんにパジャマ姿の人影がすっとよぎるのが見えた(らしい)。
空部屋の電灯の話でぞぞ?っとしたお兄さんは誰からか黒い人影の話を聞きつけ、本人(私)に確認に来た、というわけである。

もうこうなると話は錯綜して余計なことまでバンバンとびかってくる。隣の豪邸は昔から幽霊屋敷として有名だし、病院が建っているところは大昔は処刑場だったとか、地名の老門は昔は牢門という漢字だったとか、すっかり夜中のトイレは一人じゃ行けない状況になってきた(大泣)

ま、こういうのも暇な病院生活の余興の一つではある。(のだろう)

純粋に怖がったりびびったりしている若い人たちと違い、病院の風評を気にしている年配のおば様方(正確にはおばあさま方)には、かなり意識のずれを感じ、妙に(変な意味で)感心してしまった。

おわり。


午後、友人のHちゃんがケーキを買ってきてくれました☆
★オゥ ポワブルのケーキ★
夕方見送りに外へ出て行くと、厚い雲のせいもあるのか風が肌寒く感じる。季節の移り変わりはあっという間だ。秋は毎年短く感じる・・・大好きな季節なのに今年はまだ病院です。


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