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紹介されて大学へ受診

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左股関節固定術を受けて24年、右人工股関節置換術を受けて9年と3ヶ月経過。

一生受診することはないと思っていた大学病院へ少しどんよりした気分で行ってきました。自宅からそう遠いわけではありませんが、市の中心部を抜けていかなければならなく、しかも大きな河川越しで橋はどこも渋滞です。どこからどう向かっても時間がかかる、まず一つ目のいやなポイント。大学敷地への入り口でまず渋滞、敷地にやっと入っても駐車場でまた渋滞。受付時間最後の11時30分の予約のため10時50分ころ到着しましたがまだまだ患者さんは減らず・・・駐車場の空きを待つのにのろのろ運転、これもいやなポイント。建物内に入ると再診患者さんの会計受付は大行列。新患受付にも30分ほどかかり、整形外科外来の受付に到着したのは予約時間ちょうどでした。診察までは20分ほど待ちました。この時点で自宅を出てから2時間です。

私より一回りほど若い医師は、丁寧に話を聞いてくれ(私のつまらない話もスルーすることなく笑)、まずは色々検査をさせてもらうとのことで、単純X線撮影(全脊椎・両股関節・両下肢)と股関節のCTへ。途中お昼の時間にかかったこともありCTの待ち時間中に1回のカフェでお茶しながら軽く昼食も摂りました。

大学では現在、股関節の手術では自己血の貯血は行っていないそうです。ただ、骨盤に固定した大腿骨を切り股関節を作るときに骨髄から出血が予測されるため、400mlくらいは貯血しようかな、と。左股関節固定のときも術後貧血で起きられず、右股関節のときも2000ml出血、自己血700ml補充しても1300ml不足でヘモグロビンが7台まで下がって術後かなりしんどい思いをしたのですが、とれるだけ採って貯めておきたいというと苦笑いされていました。しかも、左股関節固定のときは全身麻酔でなかったことを言うと大変驚いていられました(笑)たしかに、あんな大きな手術を腰椎麻酔、もちろん眠らされてはいたけど、手術室から部屋に戻される途中には恐ろしいほどの痛みで「痛いー痛いー」と繰り返していたことだけは覚えています。術後痛みのコントロールも時間ごとの座薬だけ。耐えられないときだけ筋肉注射(なんだろソセゴンでもしてくれてたのかな)、今から思うと恐ろしい時代でした。1週間に一度ギプスの巻き替えも息ができないくらい痛く、ギプス室のステンレスの台の上で素っ裸にされている恥ずかしさよりも痛い!ことばかり記憶に残ってる。ただただ、早く動けるようになりたい、早く元気になって帰りたい、早くきれいに歩けるようになりたい(←これはどんなに頑張っても無理でしたが)、若さだけで乗り切った3ヶ月の入院でした。あー思い出したくない・・・

不規則抗体が陽性であったことも、輸血を受けられなかった原因のひとつとは思います。貯血についてはまだまだアプローチしていく必要がありそうです。

3D?CTを見ながらいろいろとお話をしました。移植するための骨髄をとった骨盤の部分は、皮膚の上から見るとちょっと引きつれるように変形していますが、ぽっかり穴が開いていました。ナビゲーションシステムを使用するときにアンテナを立てる部分にあたるとのことでした。

沢山お話をしてくださったのに、術後の経過についてはやはりやってみないとわからないようで・・・手術はします、とはっきり仰っていただいたことが逆に不安を生んだように思います。

主治医のように私自身のことを考えてくれていれば、しないという選択ももちろんあると思います。

思いは沢山ありますがネガティブな感情はこの際横においといて、続いてMRIも撮影します。

全部の検査が終了した時点で(材料がそろった時点で)再考ということにします。自宅に帰ると3時前でした。お勤めしながらでは絶対無理ですね、大学での診察を受けることは。

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