どんなに痛くても夜は明ける(笑)左股関節固定術から人工股関節置換術にし、一晩空けて1日め。
昨晩23時半ころにロキソニンを服用し、痛みが怖くて体をピクリとも動かさず(動かせず)明け方ほんの少しだけうつらうつら眠ったようです。
朝食は、私の大好きなレーズンパンに、寝たまま食べられる仕様のものばかりでしたが、食事どころではありませんでした(泣)
大学病院ってなんでこんなリッチなパンが出るの。食事療養費はどこに入院しても一緒なのに。
そんなのんきなことを考えている余裕ももちろんありませんでした。なにしろ痛い。激しく痛い。とにかく痛い。
朝食後からはトラムセットを服用してもよいと許可をいただいてたので、少しはましになるかなと期待。
もちろんそんな期待はもろくも崩れ・・・
日勤の業務が始まったようで、ナースが四人くらい入ってきました。今から清拭をすると。
え?先生いないけど?ナースだけで体動かすの?
おもむろに一人のナースが足首を持って術足を持ち上げた。はい、絶叫。
しかも足をこのまま支えてるから横に向いてと言う。はい、無理。
あまりの激痛に返事も出来ず、私の泣き顔を見て皆さん帰っていかれました。自分で側臥位になれというなら一生清拭できなくていい。
右の股関節の手術のとき、あんなに楽しみ(?)にしていた清拭がなんて恨めしい。
後から主治医が来て、スタッフが「あの人異常に痛がるけど」と言ってるけど、と。痛みには強かったのではないのか、と。
痛みに強い、慣れているといっても限度がある。
大体以前の手術では硬膜外チューブから鎮痛剤を注入していて、清拭や回診で体を動かすときはあらかじめ自分で調節して薬を入れていた。普段の生活でも効果の少ないボルタレンやロキソニンで術後の鎮痛がはかれるなら苦労ない。普通の人工関節手術の人と比べて痛がるといわれても納得できない。
口は元気でした。マシンガンでした。主治医苦笑い。
PTさん、術後初訓練。床上での膝の上下運動を指導される。ふくらはぎ全体で術足を支えてくれてすごい安心感。足首で持ち上げられたというと、ありえない、と(笑)
離床を明日に控え、はたと気づいたらしく、個室から個室へ移動。患足と健足を見誤っていたのか、病室の入り口がわに車椅子がつけられないためとのこと。またしてもベッドの揺れる衝撃に涙目になる。
夕方思いがけない来客あり。
もともとの主治医。(他病院)
大学でなんとかの会があるとかで、顔見に寄ってくれたらしい。思い切り、痛みが酷いのに内服薬しかもらえないと愚痴る。術後の写真や、現主治医との話からか、ベッド脇に座っていた次男に「お母さんが元気でさえいてくれれば、跛行が残るくらい平気だよな」みたいな事を言っている。跛行、残るの?一生?
私にも、術後の写真見たがきれいに出来てた、歩くとき体が揺れるくらいのことは関節が動いて生活が楽になることを考えれば、な、みたいな事を。
でも確かにこんなに痛いと、歩けるイメージがわかないことも事実で。関節が動くようになればそれだけでいろんなしんどさが改善するであろうこともわかるけど。深くは考えずにおこうと思った。
先生がわざわざ会いに来てくれたこと、気にかけてくれてること、有難かったし。
【内服薬:鎮痛剤】
トラムセット、ロキソニン、3回/日
他:持続点滴中
【処置】
アイシング
弾力ストッキング
足架台
フットポンプ
【リハビリ】
膝をベッドに押し付ける程度
【安静度】
ギャッジアップ 10から30度
【食事】
串さし食