モンスターカレンダー

« 2007年4月 »
123456789101112131415161718192021222324252627282930

右股関節 クリック音・・・コツ コツ

| コメント(0) | トラックバック(0)

人工股関節置換術後 ほぼ9ヶ月

2週間目に引き続き今日も主治医の出先病院へ受診に向かう。
途中病院に電話して確認したところ「まだお見えじゃありませんが休みの連絡は入っていない」とのこと。5分後にもう一度電話してといわれるがそんなことしてるうちに到着しそうなので取り敢えず向かいますと伝える。

今日の目的は・・・もちろん人工関節に置換した右股関節のクリック音!

気づいて4日たつけれど不安な気持ちは変わらない。

いざ行かん!主治医のもとへ・・・


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


病院へつくと駐車場に見覚えのあるBMW
お、きてるじゃん、胸をなでおろす

今日を逃すとGWを挟むことになるので主治医に会えるのが更に3週後になる恐れがある。

車を飛び降りて(実際には飛んではないけど気分はまさしくそんな感じだった)ふと建物を
見ると、窓の向こうで主治医が・・・あや?・・・視線に緊張しながら建物内へ急ぐ。

「やっぱり自分だったんや?、窓から見てたんやけどキレイに歩けてるから違うかと思ったよ」

M先生は二人称に当たる言葉がなんでか「自分」になる。

そのことはさておき、M先生の言葉にはあと2箇所引っかかるところがあった。

キレイに歩けてる・・・歩き方にはものすごくコンプレックス持ってます(涙)ホンマですかぁ???

キレイに歩けてるから違うかと思った・・・上記とは矛盾しますがキレイに歩けてるから違うと思ったとは、褒められてるのかそうじゃないのか微妙ですから↓↓ガクッ


でもなんだか今日はM先生の笑顔がまぶしくて、その顔を見てるだけで嬉しくなってしまった☆

椅子に座るのも惜しんでクリック音のことを説明し、実際に手を当てて確認してもらう。

「あ?これか。心配ない、ここは人工関節のところじゃないから」

M先生は他の人はどうあれ私にとっては“神様”的存在だ。
少なくとも50歳を過ぎるまで、できれば60歳まで人工関節置換術はできませんと言われてきた私にこともなく「手術できるよ」と言ってくれ、しかも無責任にやす受けあいしてくれたのではなくその後の私の人生をどう設計し捉えていけばいいのかを解りやすくしてくれるさまざまなアドバイスをいつも投げかけ続けてくれる。(センテンス長っ)

そんな神様的存在の先生が「心配ない」と口にした瞬間、私の心の中から「不安」なんて気持ちは一気に無くなってしまう・・・不思議だ。

お蔭でその後の「なぜクリック音がするのか」という説明の部分の記憶が途切れ途切れになってしまってる^^;ハハハ

腰から大腿部にかけてついている筋肉の腱が骨や関節の出っ張りみたいなところに当たって起こっている、というのでよかったかな?
クリック音を感じるのは腰に手を当ててすぐ下の部分だったのだけれど、人工関節が入っているのはもっと深い部分なので(冷静になってよく考えると当たり前なことなのだけれど)関節自体にはなにも心配ないみたい・・・

それまで首から肩にかけてガチガチになってたのが力が抜けてすごく楽になりました。もちろん精神的に。

主治医の力はすごいです。

暇に任せて(他に患者さんはいませんでした)30分近く、関節の動きのこと、体重のこと、運動療法のやり方のこと、左股関節の固定を外して人工関節に変えてみる案のこと、固定するに至った経緯のこと、車のこと・・・などなど普段からいっぱい疑問に思ってたり不安に感じてることを解消でき、さらに今後の人生のうちでのビジョン云々、沢山話ができて今後手術を重なることへのネガティブな感情がすこしポジティブなものに切り替わった気がします。

65歳までそのままで・・・といってた固定した左股関節
早く人工関節に変えればその分入れ替えも回数を重ねることになるけれど、
「ずっと先の人生より、今を青春したいでしょ」
と、私の思いを代弁してくれるようなM先生の発言に、やっぱ人生も捨てたもんじゃないと今更ながら思えた。

術直後数日間はあまりの苦しみに手術するんじゃなかった・・・と弱音を吐いていたけれど(当時の日記★)いまは心晴れて大きな声で言えます!

「手術してよかったぁ!」

M先生ありがとう
これからも追いかけ続けます☆

▲このページの先頭へ

<覚え>

・食事療法だけで体重を落とそうとせず必ず運動を組み合わせること

・水中歩行を中心に、ビート板を使ってのバタ足でもOK

・その際股関節が過伸展にならないよう気をつけること


股関節の固定術は女の人には普通行わない術式です。労働(力仕事)が必要な男の人にするような手術方法。
もし今、26歳当時の私という患者に遭遇したらどういう選択をしたか?
う?ん・・・やっぱり人工関節かな、と。
それを言われると少し悲しくなるけど、M先生も一人だけ私と同じ様な年代の女性に固定術を行ったことがあると教えてくれた。初耳だ。
これまで股関節の固定術を受けたという人を私は一人しか知らない。(私より30歳くらい年上の人でしたが)私以外で固定術を受けた人がいるというだけでなんだか少しホッとできた。私だけじゃないんだ。

先生は直接的な言葉は使わなかったけれど、固定術が女の人に適応されない理由は私にもちゃんと解る。なにしろ16年間も不自由な生活を送ってきたのだから。

今16年前に戻って人工関節か固定術かどちらかを選べといわれたら・・・どうするだろう。
究極の選択だ。
今の人生を否定したくないもの。

▲このページの先頭へ

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://yurayura.candypop.jp/henkoshou/mt-tb.cgi/97

コメントする